★米大リーグ ブルージェイズ―オリオールズ(11日、カナダ、トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズの岡本和真内野手(30)は、本拠のオリオールズ戦、「6番・三塁」でスタメン入りした。試合前には、86歳で亡くなった偉大な巨人OBでもある張本勲さんを追悼した。

 

 世代を超えた「巨人の4番」としてつながっていた大先輩の死去。岡本は「いつもテレビでお見かけしていましたし、最近、少し痩せられたのかなとは、思っていたんですが、昨日(訃報を)知った時は驚きました」としんみりと語った。

 2018年、プロ4年目の沖縄春季キャンプでは視察に訪れた張本氏に、直接、打撃指導を受けている。その年、1軍に定着すると巨人の看板打者に成長し、その過程では何度もテレビのスポーツコーナーの「あっぱれ!」、「喝!」の対象にもなった。今年1月に岡本のブルージェイズ入団が決まると、「彼の力だったら(ホームランを)50本くらい打ってくれないと」とテレビで発言。大きな期待を掛けたのが、張本さん。「光栄なこと」と岡本。巨人の39代目4番(張本さんは4番で126試合出場)から、89代目4番(岡本は938試合)に託されたメッセージをしっかりと受け止めていた。

 岡本が節目の今季30号本塁打を放ったのは、当地8日。日本時間ではくしくも亡くなった9日のこと。「坂本(勇人)さんが色んな記録を達成するたびに、必ず(過去の記録の対象として)名前が出ていたのが、張本さんだった。直接お会いした時間は少なかったですけれど、僕にとっては、偉大な野球界の大先輩」と岡本。

大切な教えを胸に刻み、天国の張本さんに、追悼のアーチを送り続ける。

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