阪神・岩貞祐太投手が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で引退会見に臨んだ。

 気丈に振る舞っていた左腕の涙腺が緩んだのは、ドラフト同期で、23年に脳腫瘍のために逝去した横田慎太郎さんに話題が及んだときだった。

 「あまり僕は人のために、とかは思わなかったんですけども、やっぱりヨコのことは…。やりきる、諦めない。自分のやってきたことを投げ出してしまうというのは、自分に対しても、野球をやりたかったヤツに対してもやっぱり失礼にあたるので、最後までやりきる。それを自分のモットーとしてやってました」

 闘病から一度はグラウンドに戻り、不屈の精神を示した横田さんの姿が、自身の現役生活を後押ししていたと明かした。

 横浜商大から13年ドラフト1位で阪神に入団。16年に先発で10勝を挙げ、20年のシーズン途中に中継ぎ転向。22年から2年連続50試合登板するなど、23年のリーグ優勝と日本一に貢献した。通算304試合で43勝44敗59ホールド、防御率3・56だった。

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