セ・リーグは投手力を見たら、阪神が一枚も二枚も、いや三枚ぐらい上手だ。休養もしっかり取った村上、高橋、才木の先発陣が大崩れすることは考えづらいし、アドバンテージの1勝分も大きい。

守護神の工藤も含め、甲子園で守り勝つ野球ができれば、2年連続の日本シリーズ進出は堅いだろう。

 一抹の不安があるとすれば、打線が調子を落としたまま、レギュラーシーズンを終えた点だ。優勝が決まった後の消化試合は判断が難しいが、10月の6試合は、平均1・8得点。結局、森下&佐藤が爆発しなければ、大量点は見込めない。特に佐藤は、平良に13打数無安打、7三振と抑え込まれており、初戦が大きなカギを握ることは間違いない。

 DeNAは度会、牧を中心とした打線の勢いがどこまで続くか。第1ステージで当たりの出なかったエンカーナシオンが目覚めれば、一気に得点力が上がる。今季は甲子園で5勝5敗と五分の戦いを演じており、東が先発する3戦目までに1勝できていれば、もつれる可能性が出てくる。

 パ・リーグはソフトバンクの盤石ぶりが際立っている。今季も日本ハムを18勝5敗2分けと圧倒。アドバンテージが2勝分あり、6戦目までもつれた昨年のような接戦にはならないとみる。近藤、栗原、柳田ら左の強打者を止めるサウスポーのラッキーボーイが出現したら面白くなる。

(スポーツ報知評論家)

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