ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(54)が13日(日本時間14日)、本拠地のドジャースタジアムで会見に出席し、不振が続く大谷翔平投手(32)のスタメン外しの可能性について「いい会話ができた。彼は出場できるのに十分な状態であると感じている。

スイングの感覚もつかみかけて、手応えを感じている。チームの勝利、優勝に貢献したいと思っている。彼が出場してくれることを期待している」と否定し、第3戦もスタメン出場する方針を示した。

 ブレーブスとの地区シリーズを3勝1敗で突破したドジャースだったが、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズでは、敵地での第1、2戦で2戦連続の逆転負け。0勝2敗であす14日(同15日)に本拠地で行われる第3戦を迎えることになった。

 大谷の状態も心配される。9月に右上腕二頭筋、左膝などのコンディション不良のため負傷者リスト(IL)入り。レギュラーシーズン最後の5試合で復帰してポストシーズンに間に合わせた。だが、ポストシーズンに入ってからも調子が上向かず、ここまで6試合で20打数3安打の打率1割5分。いまだにポストシーズンで長打も打点もなく、本塁打は8月18日(同19日)の敵地・ロッキーズ戦で30号を放ってからメジャー自己ワーストとなる110打席出ていない。

 前日12日(同13日)の敵地での第2戦は、2三振を喫するなど、4打数無安打でポストシーズン6試合目の出場で初めて出塁すらなかった。試合前には2試合連続でフリー打撃を行うなど、復調のきっかけをつかむために試行錯誤しているが、バットを振り切れないスイングや、ハーフスイングでバットを止めきれずにバットが手から離れる珍しいシーンが見られるなど、コンディションが万全ではないようだった。

 そんな苦しむ大谷の姿に、ベッツも「辛い。見ているのは辛いが、彼は向き合っているし、(不調から)抜け出してくれることを願っている。知っての通り、彼が努力しているのは俺たちも分かっている。俺たちには間違いなく彼が必要だ」と神妙な表情で言葉を絞り出した。打順も地区シリーズ第3戦からは5番、4番となり、ドジャース移籍後3年目で初めて3番以下の打順になっている。

 24、25年はワールドシリーズを2年連続で制したドジャースだったが、ナ・リーグの球団史上初となるワールドシリーズ3連覇へは、0勝2敗と厳しい状況に追い込まれた。24年以降のポストシーズンで2勝を先行されたのは初めてだ。第2戦では3安打に終わったドジャース打線、ギリギリのコンディションで打席に立っているだろう大谷の状態が上向くことを祈るしかない。

 ◆今季の大谷のコンディション不良(現地時間)

 ▽4月14日 前日13日に右肩付近に死球を受け、登板日で打席に立たず、投手に専念。投手専念は21年以来だった。

 ▽5月26日 右手小指付近に死球を受けて途中交代。大事には至らず、翌27日は投打同時出場で先頭弾。

 ▽6月11日 登板翌日の出場で本塁打も放ったが、左膝炎症で途中交代。翌12日は欠場。

 ▽7月1日 当初は先発予定だったが、左膝の状態などを考慮して登板回避。

 ▽同3日 先発して110球を投げるも、右上腕二頭筋の違和感で途中交代。

 ▽同10日 先発登板が予定されていたが、左膝違和感などのため登板を回避。オールスター出場辞退も決定。

 ▽同22日 ブルペンでの投球練習を再開させるも実戦登板には至らず。

 ▽同30日 左膝の痛みのため欠場。

 ▽8月22日 ライブBPで7月以来の実戦登板も状態上向かず、同30日に登板の可能性もあったが実現せず。

 ▽9月3日 右上腕二頭筋、左膝、首などのコンディション不良のため欠場。9日までの7試合で出場は7日の1試合だけ。

 ▽同7日 5試合ぶりにスタメン出場も3打数無安打。

今季の打者専念を明言。

 ▽同9日 右上腕二頭筋の炎症でドジャース移籍後初となる負傷者リスト(IL)入り決定。

 ▽同23日 ILから復帰。27日までの5試合に出場も21打数5安打の打率・238。

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