ボクシング漫画「あしたのジョー」などで知られる漫画家・ちばてつやさんが22日、亡くなった(享年87)。“浪速のジョー”ことプロボクシング元WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)王者・辰吉丈一郎(56)が27日、スポーツ報知の電話取材に回答。

「あしたのジョー」の愛読者だったことを明かし、故人を悼んだ。以下は辰吉との主な問答。

 ―ちばさんが亡くなった。

 「知り合いから聞いて知った。お会いしたことはないが、『あしたのジョー』は当然、読んでいた。うちの父ちゃん(故・粂二さん)が単行本を全巻、持っていたので」

 ―印象に残るシーンは。

 「たいていのシーンは覚えている。1つ挙げるのは難しい。ボクシング漫画として見ていた。矢吹丈の減量しているところや、ハングリーさ、そういったところは参考になった」

 ―名作を残されたちばさんへ。

「ちばさんの場合、あしたのジョーだけじゃなく、いろんな作品を残された。(その中でも)あしたのジョーのファンは多分たくさんいると思う。

昭和年代が多いと思うけど。亡くなられて残念。今まで数々の作品を残してこられて、ありがとうございましたと言いたい」

 ◆辰吉 丈一郎(たつよし・じょういちろう)1970年5月15日、岡山・倉敷市生まれ。56歳。89年9月、大阪帝拳ジムからプロデビュー。91年9月、WBC世界バンタム級王者リチャードソン(米国)を破り、当時の日本最速8戦目で世界初奪取。92年9月、初防衛戦でラバナレス(メキシコ)に敗れ陥落。93年7月、再戦を制し同級暫定王座奪取。94年12月、同級正規王者・薬師寺保栄との王座統一戦で判定負け。97年11月、シリモンコン(タイ)を破り同級王座を三たび奪取。2度防衛後の98年12月、ウィラポン(タイ)に敗れ陥落。99年8月の再戦でも敗れた。

通算成績は20勝(14KO)7敗1分け。身長163センチの右ボクサーファイター。次男の寿以輝(30)=大阪帝拳=もプロボクサー。

編集部おすすめ