現地3月14日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク4位)は、第27シードのダニエル・エバンズ(イギリス/同29位)と対戦し、7-5、6-3で勝利。記念すべきATPマスターズ400勝目となり、シーズン開幕からの連勝を17に伸ばした。
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第1セット先にブレークしたのはエバンズ。第4ゲーム、バックハンド・スライスとフォアハンド強打で緩急をつけ、ポイントをリードすると、2度目のブレークポイントで、ナダルのフォアハンドがネットとなり、ブレークに成功する。
しかし、「第1セットのタフな状況のあと、少しずつよくなっていったのがうれしい」とナダル。徐々にショット精度を上げていくと、第8ゲーム、30オールでリターンエースを放ち、ブレークチャンスを掴むと、ラリーの末にミスを引き出してブレークバックに成功。さらに6-5で迎えたリターンゲーム、0-40とチャンスを作る。1本では決められなかったものの、続くポイントでエバンズがダブルフォールトとなり7-5。アンフォーストエラー17本(エバンズは13本)とミスが増えたナダルだったが、セットを先取する。
第2セット第2ゲーム、ナダルはフォアハンドの強打で押し込んでブレークに成功。第5ゲーム、エバンズにブレークチャンスを握られるが、ここをキープするとその後はチャンスを与えることなく6-3で勝利した。
試合後、記念すべきATPマスターズ400勝だったことを伝えられたナダルは、「まったくわかってなかったけど、いい数字だね」コメント。さらに「私が望んでいたようには始まらなかったけど、重要な場面で、いいパッシング・ショットを打つことができた。その後、少しずついい流れになっていった。
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