4月25日、ATP500「スイス・インドア・バーゼル」(10月24日~30日/スイス)は、SNSで3年ぶり開催となる大会の告知をすると共に、ロジャー・フェデラー(スイス/世界ランク41位)の出場合意を発表した。
【SNS】フェデラーが“バーゼル大会出場”を発表
「我々の大会で10度の優勝を誇り、ホームタウンヒーローであるロジャー・フェデラーが、ザンクト・ヤコブシャレーのスタジアムにカムバックすることを発表した。
すでにフェデラーは、9月23~25日に開催の「レーバーカップ」(イギリス・ロンドン/O2アリーナ)に出場し、ラファエル・ナダル(スペイン/同4位)とダブルスを組むと発表している。
昨年3月、ATP250ドーハ大会で405日ぶりにツアー勝利を挙げたフェデラーは、その後、4大会に出場。全仏オープンではベスト16、ウィンブルドンではベスト8に進出したものの、ヒザに問題を抱えているとして東京オリンピックなどを欠場した。
そして8月15日、フェデラーは自身のSNSで「何週間も松葉杖をつくことになるだろうし、何ヵ月も試合に出られない」「大変な面もあるが、同時に健康でいたいし、元気に走り回りたい。何らかの形でツアーに復帰するための希望の光を持ちたいから、これが正しいことだと思う」と手術をし、長期のリハビリになることを報告している。情報ではリハビリが遅れているということだったが、3月19日には手術後初めてとなるプレー動画を公開。さらに4月12日、13日とトレーニングの様子をSNSで披露している。
3月には、コーチのセヴェリン・ルティ氏がウィンブルドンでの復帰は「想像がつかない」とスイスメディアに語るなど、回復が遅れていることを明らかにしている。場合によっては、地元の「スイス・インドア・バーゼル」が復帰初戦ということになるのかもしれない。そうなると8月8日で42歳となるフェデラー、来年もプレー続行はあるのか、こちらも気になるところである。