日本橋の大規模再開発がまた一歩前進します! 三井不動産と野村不動産は、日本橋一丁目中地区で進めている大規模再開発の街区名称を「東京ミッドタウン日本橋」に決定しました。六本木、日比谷、八重洲に続く4つ目の「東京ミッドタウン」ブランドとなります。
高さ284メートルの「日本橋野村三井タワー」には、ヒルトンの最上級ホテル「ウォルドーフ・アストリア」が2027年秋に開業。一方で、親しまれてきた「COREDO日本橋」が2026年10月に一時閉館するなど、利用者にとって大きな転換点となります。「日本橋リバーウォーク」構想を含め、新拠点の全貌を解説します。
「日本橋リバーウォーク」とは?
「日本橋リバーウォーク」とは、日本橋川沿いの5つの再開発地区とその周辺一帯にわたる、幅約100メートル・長さ約1.2キロに及ぶエリアのこと。1964年の東京オリンピック前、渋滞緩和のため日本橋川上空に首都高速道路が建設されたことによる「景観のあり方」と老朽化が進む「首都高速道路の更新」、2つの課題を解決すべく、橋の真上を走る首都高速道路の高架橋を地下化。2040年頃には高架橋を撤去し、空と川に開かれた街並みが広がる予定です。
首都高速道路日本橋区間の地下化と同時並行で進められているのが、5つの再開発事業。5つの開発区域を合わせた面積は約11ヘクタールとなり、完成すれば東京駅に至近の広大な親水空間が誕生します。今回街区名称が決定した「東京ミッドタウン日本橋」は日本橋一丁目中地区の再開発事業です。
【参考】日本橋の景色が変わる!首都高の地下化と日本橋川を中心とした再開発、「日本橋リバーウォーク」が創る未来の東京とは?(※2025年6月掲載) https://tetsudo-ch.com/13003511.html
日本橋の新たなシンボル「東京ミッドタウン日本橋」
「日本橋リバーウォーク」の一翼を担う「日本橋一丁目中地区」で進められている再開発事業「東京ミッドタウン日本橋」。A~Dの街区で構成されていますが、なかでも注目はC街区です。
注目はC街区の超高層複合タワー!
地上52階・地下5階・高さ約284メートルを誇る超高層複合タワー「日本橋野村三井タワー(通称:ザ タワー)」。オフィス・ホテル・賃貸住宅・商業施設といった多様な都市機能を立体的に集積。日本橋川沿いに国際都市拠点を形成します。
ヒルトン最上級ホテルと日本初のレジデンス、極上の滞在体験
観光・旅行層にとって最大のニュースは、タワーの上層階(39階~47階)にオープンするヒルトンの最上級ブランドホテル「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」でしょう。全197室の客室からは東京の絶景を望むことができ、洗練されたレストランやラウンジ、屋内プールなども完備。2027年秋の開業が予定されており、日本橋観光の新たな拠点として世界中の旅行者を魅了しそうです。
さらに、48~51階には「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」が入ります。これは同ブランドの名を冠した賃貸住宅としてアジア太平洋地域で初めての展開となります。ホテルサービスと連携した特別な住環境は、まさに憧れのライフスタイル。街全体が単なるオフィス街ではなく、「住まう・滞在する」魅力にあふれた場所に生まれ変わります。
低層部(10階~20階)と高層部(22階~38階)からなる「オフィス」は世界基準のビジネス拠点に。10階と21階に「屋外スカイガーデン」を設け、都心にいながら光や風を感じつつ、日本橋を一望できる環境を整備します。
5~8階には、都心最大規模の「MICE」「ビジネス支援施設」を整備。2つのホールと12のカンファレンスルームを備えます。
地下1階~地上3階はD街区のCOREDO日本橋と統合。「東京ミッドタウン日本橋」として約2万平方メートルの商業施設となります。
A・B街区は低層の複合施設を整備
A街区にあるのは、1930年竣工の歴史的建築で中央区指定有形文化財の「日本橋野村ビルディング旧館」。外観を保存・活用し、低層部を商業施設として再生。新旧が混じり合う日本橋らしい情緒を楽しみながら、ショッピングや食事が楽しめるようになります。
B街区は商業施設と48戸の住宅による複合施設「日本橋リバーサイドテラス」を整備。日本橋川に面し、水と緑が心地よい都市環境を実現します。
D街区「COREDO日本橋」も進化!
D街区「日本橋一丁目三井ビルディング(通称:サウス)」と言えば、既存の商業施設「COREDO日本橋」の行方が気になるのではないでしょうか。COREDO日本橋は2026年10月をもって一旦閉館し、2027年秋にリニューアルオープン。前述の通り「東京ミッドタウン日本橋」の商業ゾーンとして生まれ変わります。
江戸の活気と現代の洗練が交差する日本橋。首都高が地下へ潜り、再び日本橋に青空が戻ってくる頃、この場所は東京を代表する、世界が注目する名所になっていることでしょう。徐々に変化する街を見ることができるのは、今だけ。まずは2027年の「東京ミッドタウン日本橋」オープンが今から待ち遠しいですね。
文:斎藤若菜(画像:三井不動産、野村不動産、鉄道チャンネル)
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)



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