今季はローマでプレイしているザッパコスタ photo/Getty Images
再起をかけて加入するも怪我に泣く
昨夏イングランドから母国イタリアへ復帰したものの、未だ“永遠の都”でその真価を発揮することができていない男がいる。今季チェルシーからレンタルでASローマへ加入したイタリア代表DFダビデ・ザッパコスタだ。
チェルシーでの立場が怪しくなり、再起をかけて2019-20シーズンはローマで勝負を挑む選択をしたザッパコスタ。しかし、その挑戦も今のところはうまくいっていない。開幕直後のトレーニング中に右膝の前十字じん帯を断裂すると、同選手は現在まで長期離脱を余儀なくされている。今季出場した試合は開幕戦の1試合のみで、プレイタイムはわずか12分。今季のローマはちょうど右サイドバックのレギュラー争いが激化しているが、ザッパコスタはそのバトルに全く関わることができていないのだ。
これを受けて、現地ではザッパコスタが1年間のレンタル期間終了と同時にチェルシーへ舞い戻るのではとの見方が強まっている。このプレイタイムではそうみられるのも仕方ないだろう。なにしろ、全くチームの戦力になっていない。しかし、ザッパコスタはまだ来季もローマでプレイし続けたいと訴える。
「今は復帰に向けてトレーニングを積んでいるよ。リーグ戦の再開に向けて、これでもかと練習してきたね。もちろん、まだ膝のリハビリは続けている。
伊『Sky Sport』のインタビューでこのように自身の思いを語ったザッパコスタ。どうやら今季怪我で全く稼働できなかった分、来季巻き返すことでチームへの貢献を果たしたいという思いがあるようだ。
今季悔しい思いをしたザッパコスタ。はたしてシーズン終了後、ローマから彼へセカンドチャンスは与えられるのだろうか。大車輪の活躍で来季ローマの原動力となればおもしろい。
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