カナダにとって現実的なW杯初勝利&GL突破
カナダは得点源のJ・デイビッドに期待がかかるPhoto/Getty Images
カナダ代表は過去に2回W杯に出場しているが、まだ勝利がなく6敗だ。しかし、ここ数年の強化試合や大会結果から判断すると、ホスト国として迎える今大会は初勝利、さらにはラウンド32進出を十分に狙える力がある。
2024年5月に就任したジェシー・マーシュ監督はライプツィヒやレッドブル・ザルツブルクで監督経験があり、各選手が連動して攻撃・守備を行い、素早いトランジションでゴールを目指すゲーゲンプレスをカナダに持ち込んだ。
本来、DFアルフォンソ・デイビス(バイエルン)がチームの中心となるが、ケガのため長く代表ではプレイしていない。バイエルンでは復帰して徐々に出場時間を増やしていたが、5月上旬にふたたび負傷してしまった。W杯に間に合えば戦力アップとなるが、A・デイビスはもう1年以上代表でプレイしていない。招集不可となってもそれは想定内だろう。
もうひとりの中心選手であるFWジョナサン・デイビッド(ユヴェントス)は好調で、今季セリエAでは6得点している。2トップでコンビを組むと考えられるFWサイル・ラリン(サウサンプトン)も今季冬に加入したサウサンプトンでブレイクし、シーズン後半戦だけで8得点と調子をあげてW杯を迎える。さらには、中盤にはCL出場権を得たMFタジョン・ブキャナン(ビジャレアル)もいる。
カナダは欧州で活躍する選手が多く、マーシュ監督のもとモダンな戦術を志向している。
ジャカが引っ張るスイス BIHにはジェコがいる
スイスを引っ張る闘将ジャカの存在は大きいPhoto/Getty Images
過去、スイスはW杯に12回出場し、8回決勝トーナメントに進出している。グループリーグ突破の方法を熟知しているチームで、3試合を総合的に考えてしたたかに勝ち点を稼いでくる。欧州予選6試合を2失点で乗り切った堅守をベースに、ラウンド32、さらにはその先の戦いを視野に入れている。
4度目のW杯に挑む主将で精神的支柱のMFグラニト・ジャカ(サンダーランド)を大黒柱に、最終ラインにはDFリカルド・ロドリゲス(ベティス)、DFマヌエル・アカンジ(インテル)、DFニコ・エルヴェディ(ボルシアMG)などがいる。攻撃にはFWブレール・エンボロ(レンヌ)、MFルベン・バルガス(セビージャ)など得点できる選手がいて、MFヨハン・マンザンビ(フライブルク)という将来有望株もいる。
前回カタール大会のスイスはベスト16でポルトガルと対戦したが、体調を崩した選手が複数いて不本意な戦いを強いられ、1-6で大敗している。ムラト・ヤキン監督、選手たちにとって、北中米W杯は悔しい記憶を払拭するべく満を持して臨む大会となる。
ボスニア・ヘルツェゴビナは強度の高い守備をベースに、欧州プレイオフでウェールズ、イタリアをいずれもPK戦で下して出場権を得た。粘り強く守り、チャンスを待っていれば前線には高さがあって勝負強いFWエディン・ジェコ(シャルケ)、短い出場時間で結果を出せるFWハリス・タバコビッチ(ボルシアMG)など決定力のある選手がいる。ワンチャンスをモノにできる攻撃力はあるので、あとは守備陣がどれだけ粘れるかが勝敗を左右するポイントになる。
この3カ国と比べると、カタールは力が落ちるのは否めない。アジア最終予選ではグループAで4位に沈み、地元開催したアジア・プレイオフを勝ち抜いてなんとか出場権を確保した。しかし、昨年の強化試合ではロシア(1-4)、ジンバブエ(1-2)に敗れており、FWアルモエズ・アリ(アル・ドゥハイル)、FWアクラム・アフィフ(アル・サッド)といった主力も対戦相手のレベルがあがると活躍できていない。グループAはカナダ、スイス、ボスニア・ヘルツェゴビナの三つ巴の争いになりそうだ。
文/飯塚 健司
※電子マガジンtheWORLD317号、5月15日配信の記事より転載

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