正式監督となることが発表されたキャリック Photo/Getty Images
来季のチャンピオンズリーグ出場に導く
マンチェスター・ユナイテッドは、暫定指揮官を務めていたマイケル・キャリックを正式監督に昇格させた。クラブが公式に発表している。
キャリックは今年1月、成績不振により退任したルベン・アモリム氏の後任として暫定監督に就任。以降はプレミアリーグ15試合で11勝を記録し、チームを来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場へ導いた。
クラブ内部では、成績改善だけでなくメディア対応や選手マネジメントも高く評価されていた模様だ。元主将ロイ・キーン氏からの厳しい批判を受けた際にも冷静さを崩さず、その対応力にも好感触を得ていたという。
一方で、マンチェスター・ユナイテッドは他候補の検討も進めていたようだ。『ESPN』によれば、AFCボーンマスの監督であるアンドニ・イラオラ、ドイツ代表監督ユリアン・ナーゲルスマン、パリ・サンジェルマンを指揮するルイス・エンリケらが候補に挙がっていたという。
しかし、ナーゲルスマンには契約問題、ルイス・エンリケには高額な違約金や補強要求などの障壁が存在した模様。イラオラについても、「マンチェスター・ユナイテッド級クラブでの経験不足」が懸念材料になったと伝えられている。
また、クラブ内部では2018年に暫定監督から正式監督へ昇格したオーレ・グンナー・スールシャール氏の前例も意識されていたようだ。当時は好スタートを切ったものの、その後はチーム再建に苦戦した経緯があり、今回も慎重な判断が求められていた。
ただ、『ESPN』は、キャリックはスールシャール氏とは異なるタイプと分析。より厳格かつ戦術的な人物であり、イングランド代表でも実績を持つスティーブ・ホランドをコーチとして招へいした点も評価している。
もっとも、来季以降のタイトル争いには補強が不可欠とも報じられている。特に中盤の強化や選手層の拡充が必要とされており、クラブにとって今夏の移籍市場は極めて重要なものとなりそうだ。
現役時代にクラブ黄金期を支えたキャリックは、監督として再びオールド・トラッフォードに栄光を取り戻すことができるだろうか。

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