デシャンは最多勝利数、スカローニは無敗記録…… 指揮官たちが...の画像はこちら >>

大会連覇を目指すアルゼンチンのスカローニ監督 Photo/Getty Images

記録更新が期待される

いよいよ開幕迫る北中米W杯。大会では勝敗だけでなく、さまざまな記録の更新が期待される。



ドイツのミロスラフ・クローゼ氏が持つ大会最多得点記録(16ゴール)の更新などが見込まれているが、英『squawka』は、指揮官たちにまつわる記録がいくつか更新されると紹介している。

フランスのディディエ・デシャン監督に期待されるのは、最多勝利数だ。現在、西ドイツを率いたヘルムート・シェーン氏が持つ「16勝」が最多レコードとなっているが、デシャンは14勝でこれを追っている。グループリーグで3勝を挙げれば、シェーン氏の記録を上回りW杯最多勝利を挙げた監督となることができる。また、シェーン氏はW杯最多監督記録(25試合)も持っているが、フランスが準決勝に進出すれば、現在19試合のデシャンはこの記録をも破ることになる。

アルゼンチンを率いるリオネル・スカローニ監督に期待されるのは、連続無敗記録の更新だ。2022年のカタールW杯のグループリーグ初戦で、アルゼンチンはサウジアラビアにまさかの敗北を喫したが、そこから6試合敗れていない。しかしルイス・フェリペ・スコラーリ監督が2002年から2006年の間にブラジルを率いて達成した12試合無敗を上回るには、スカローニ監督が一度も負けずに決勝まで辿り着く必要がある。

これまで優勝経験があるデシャン監督とスカローニ監督には、それぞれ異なる大陸でW杯を制する初の監督となるチャンスも与えられている。

また、W杯ではこれまで自国籍監督しか優勝したことがないが、これを更新する可能性があるのがブラジルを率いるカルロ・アンチェロッティ監督(イタリア国籍)、イングランドを率いるトーマス・トゥヘル監督(ドイツ国籍)、ポルトガルを率いるロベルト・マルティネス監督(スペイン国籍)だ。大会に挑む48チームのうち、外国籍の指揮官は26人いる。最大のホスト国であるアメリカ代表を率いるのも、アルゼンチン国籍のマウリシオ・ポチェッティーノ監督だ。


すでに更新がほぼ確実になっている記録もある。キュラソーを率いるディック・アドフォカート監督は78歳であり、2010年にギリシャを率いたオットー・レーハーゲル氏の最年長記録71歳を上回る予定。なお、今大会では71歳を超える指揮官が4人おり、アドフォカート監督が万が一なにかの理由で指揮をとれなかったとしても、チェコのミロスラフ・コウベク監督が74歳で更新するはずである。

優勝を果たした最年長監督の記録が更新される可能性もある。これまで最年長は2010年にスペインを率いたビセンテ・デル・ボスケ氏で、59歳だった。現スペインのルイス・デ・ラ・フエンテ監督は大会中に65歳となり、優勝すればデル・ボスケ氏の記録を超える。また、ブラジルのアンチェロッティ(67歳)、オランダのロナルド・クーマン(63歳)、ベルギーのルディ・ガルシア(62歳)にも可能性がありそうだ。

選手たちだけでなく、指揮官たちにも様々なチャンスがあるW杯。果たして記録更新はなるだろうか。

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