現在はバルセロナへ帰ってきたオルモ Photo/Getty Images
現在はバルセロナで活躍
スペイン代表の背番号10を背負うバルセロナ所属のMFダニ・オルモ。その成長の裏には、10代で下した大きな決断と、クロアチアで培われた“勝者のメンタリティ”があったようだ。
オルモは14歳の時にバルセロナの下部組織を離れ、クロアチアの強豪ディナモ・ザグレブへ移籍。当時としては異例の挑戦だったが、この選択が後の飛躍につながった。
当時ディナモ・ザグレブでチームメイトだった元ポルトガル代表GKエドゥアルド・カルバーリョ氏は、スペイン紙『MARCA』の取材でオルモの若き日々を振り返っている。
同氏は「最初から特別な選手だった。高い技術と優れた感覚を持っていた」と評価。一方で、当時のオルモについて「何事にも動じず、常に落ち着いていた」と明かした。
そのため、練習前後に行われるフットテニスなどでは、勝負に強いこだわりを持つエドゥアルド氏が厳しく接していたという。
「私は負けるのが大嫌いだった。ディナモでは誰もが競争心を持っていた。だから彼には常にプレッシャーをかけていた。リラックスさせないようにね。でも、それは彼のためだった」
また、エドゥアルド氏はディナモ・ザグレブというクラブの環境も、オルモの成長に大きな影響を与えたと語る。
「クロアチア人が持つ勝者の遺伝子は伝染する。ダニは若くしてトップチームでプレイし、そのメンタリティを吸収した」
その後、オルモはディナモ・ザグレブで大きく成長し、欧州屈指のアタッカーへと飛躍。現在はスペイン代表の主力として活躍している。
エドゥアルド氏は「彼がここまでの選手になったことに驚きはない。ただ、若い選手の成長は簡単ではない」と語りながらも、「ダニは当時から本当に素晴らしい才能を持っていた」と改めて称賛した。
若くしてバルセロナを離れ、クロアチアで磨かれたオルモ。現在のスペイン代表を支える背番号10はワールドカップでも輝きを放つことができるだろうか。

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