2026年1-3月期に予想上振れの好決算、「BRUKINSA」の世界販売が依然好調

現地コード 銘柄名 06160

百済神州有限公司


(ビーワン・メディシンズ)


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182.00HKD
(5/7現在)


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 中国のがん治療薬の創薬ベンチャー、百済神州は2026年1-3月期に好決算を達成し、売上高、収益性、キャッシュフローなど全てが市場予想から大きく上振れた。


 ベスト・イン・クラスのブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害剤「BRUKINSA」の世界販売の好調や費用率の低減、製造効率の改善などが背景。

経営陣は2026年12月通期のガイダンスを上方修正し、特に慢性リンパ性白血病(CLL)の治療分野で好調が続く見通しを示した。


 BOCIはSonrotoclax(BCL2阻害剤)、BGB-16673(BTKを標的としたキメラ分解誘導活性化化合物=CDAC)、さらに複数の固形がん治療候補薬を含む同社のパイプラインの急速な発展を指摘し、長期の成長見通しを楽観。株価の先行きに対して強気見通しを継続している。


  1-3月期決算は売上高が前年同期比35%増の15億1,000万米ドル。企業会計基準(GAAP)ベースの純利益は1,100万米ドルから2億5,000万米ドルに急拡大した。経営陣は2026年12月通期の売上高見通しを62億-64億米ドルから63億-65億米ドルに上方修正。


 GAAPの純利益見通しを7億-8億米ドルから7億5,000万-8億5,000万米ドルに引き上げ、非GAAP(非経常要因を除外)の利益見通しを13億-14億米ドルから14億-15億米ドルに増額。GAAPの粗利益率を80%台後半に据え置いた。


 引き続き成長けん引役となった「BRUKINSA」の世界売上高は前年同期比38%増の11億米ドル。うち米国で35%増の7億6,100万米ドルに達した。経営陣によれば、米国では販売数量が約28%増えたという。欧州での売上高は64%増。

日本やブラジルでの発売が寄与し、その他地域では104%増を記録した。


 ほかに「TEVIMBRA」(抗PD-1モノクローナル抗体)の世界売上高が20%増の2億600万米ドルに達している。


 製品構成の改善と生産性の向上を受け、1-3月期の粗利益率は前年同期の85%から89%に上昇。売上高販管費率も41%から37%に改善した。非GAAPの純利益は1億3,900万米ドルから4億1,400万米ドルに増加し、フリーキャッシュフローは前年同期のマイナス1,200万米ドルからプラス1億6,100万米ドルに改善している。


 同社は通期売上高に関するガイダンスを上方修正する半面、営業費用見通しを47億-49億米ドルに据え置いており、利益率の継続的な拡大が期待できる状況にある。


 BOCIは主に「BRUKINSA」に関する想定値の引き上げと営業レバレッジの改善を背景に、2026-27年の予想売上高を3-7%上方修正し、64億5,000万-77億3,000万米ドルに設定した。


 さらに予想粗利益率の引き上げとスケールメリットの拡大を理由に、向こう2年の予想純利益を7-32%上方修正。ディスカウントキャッシュフロー(DCF)方式に基づく目標株価を引き上げ、株価の先行きに強気見通しを継続している。


(Bank of China int.)

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