メチャクチャ立派! 約19kmの「広域農道」

 広島県の北広島町は、1990年代から整備を進めてきた「広域営農団地農道(芸北地区)」が、2026(令和8)年3月に全線開通を迎えたと発表しました。整備計画の策定から36年越しでの開通です。

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 北広島町は広島市安佐北区や安芸太田町、島根県浜田市などと接する山間の町で、東側では中国道から浜田道が分岐する千代田JCTがあります。標高が高く冷涼な気候であり、広島県内でも農作物の生産が盛んな地域です。

 1970年代半ば以降、高速道路網の整備によって、広島市などの都市圏へのアクセス性が向上した一方、町内を東西に結ぶルートの整備が遅れ、地域振興の課題となっていました。このため北広島町は、町のほぼ中央を横断する基幹農道の整備を構想。1990(平成2)年度に、総延長およそ19kmにおよぶ本路線の整備計画を策定しました。

 ルートは国道186号から分岐する主要地方道「安佐豊平芸北線」から、ダム湖である仙水湖(同町細見周辺)を渡りつつ、山間部を南東へとショートカット。道の駅「豊平どんぐり村」の至近を経由しながら、再び山間部を東にショートカットしつつ、中国道の千代田IC付近へと至ります。

 これら山間部のルートを構築するために石見路トンネル(1068m)、城山トンネル(1015m)、今田トンネル(472.3m)の3トンネル計2253mのほか、溝口大橋や琴庄大橋など11か所の橋が整備されました。

 開通効果として、北広島町は農産物の輸送コスト低減などのほか、東西方向の移動の利便性向上、地域間の連携強化、広島市など都市部との交流人口の拡大を期待しています。また、道の駅などの地域拠点へのアクセス性も高まると見込んでいます。

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