「生活保護」のニュース (647件)
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“政治介入”による「生活保護引き下げ」“違法”を訴えた裁判で最高裁が“原告勝訴”判決 「司法は生きていた」と語った弁護士たちの10年の戦い
「司法は生きていた」――。生活保護基準の引き下げの違法性を訴え、全国で戦われてきた「いのちのとりで裁判」の上告審が6月27日、最高裁判所で開かれた。最高裁第三小法廷(宇賀克也裁判長)は、引き下げを理由...
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[社説]生活保護減額は違法 国決定の検証が必要だ
「いのちのとりで裁判」で受給者の勝訴が確定した。最初の提訴から11年余り。司法を動かしたのは、生活保護制度という「最後の砦」を守ろうと立ち上がった当事者の重い訴えだ。2013~15年にかけて国が生活保...
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「レベル低すぎる」参政党・梅村みずほ氏 政策議論の「朝生」で繰り返したマウンティングの「2文字」に疑問続出
先の参院選で1議席から14議席と躍進を遂げた参政党。選挙期間中は、神谷宗幣代表(47)や東京選挙区で2位当選したさや氏(43/本名・塩入清香)など同党を代表する人物が注目を集めたが、比例当選組の梅村み...
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日本の年金「生きるか死ぬかの問題」 “計算基準低すぎ”と“男女格差”の「欠陥」あり…と国際労働機関が政府に勧告
全日本年金者組合は6月、スイス・ジュネーブの国際労働機関(ILO)本部および国連欧州本部を訪問。ボーナスを算定しない不当な計算基準や支給金額の男女不平等、マクロ経済スライドによる金額の抑制など、日本の...
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「生活保護受給者は恵まれている」の言説が“権力の不正”を誘発・助長する理由…“最低賃金・フルタイム労働”では「最低生活」以下の収入しか得られない“日本の病”とは
生活保護制度について、「生活保護の額が国民年金よりも高いのはおかしい」「最低賃金で一生懸命働いても生活保護の額より低いのはおかしい」といったことがよく指摘されます。事実、その通りなのですが、中にはこれ...
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「低所得層を守れない国」を誰が信用できる? “生活保護”基準引き下げのため「統計」を歪める“日本の弱点”
2013年に行われた生活保護基準引き下げの取り消しを求める集団訴訟「いのちのとりで裁判」が、6月27日、提訴以来10年以上を経過して、初の最高裁判決を迎える。現時点での下級審における裁判結果は、原告が...
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野党で「首相になってほしくない党首」ランキング…3位立憲・野田佳彦、2位参政・神谷宗幣を抑えた1位は?
自民・公明両党が大敗を喫した7月20日投開票の参院選。現与党は昨秋の衆院選に続いて過半数維持に必要だった50議席を獲得することができず、衆参両院で少数与党に転落した。 参院選の結果を受けて、...
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“障害者とその家族”のため「生活保護」が果たす重要な役割…親が亡くなった後でも、一人でも、“幸せに”生きていけるため“必要なこと”とは?
生活保護は「働けない人のための制度」だと思われがちですが、それは正確ではありません。障害や病気を負い、可能な範囲で働いている人や、収入を得ることが難しい人にとっても、生活保護は重要な役割を果たしていま...
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『報道特集』の選挙報道は“誤導”ではない! 参政党・神谷や国民民主党・玉木が繰り広げた外国人ヘイトのデマを徹底検証
「日本人ファースト」を掲げ、外国人に対する差別的主張によって支持を広げている参政党だが、その問題に切り込んだ『報道特集』(TBS)がやり玉に挙げられている。7月12日放送の『報道特集』では、今回の参院...
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[社説][2025 参院選]きょう投開票 国のかたち選ぶ一票を
参院選がきょう投開票される。沖縄選挙区は自民の奥間亮氏、参政の和田知久氏、「オール沖縄」勢力が推す無所属の高良沙哉氏ら新人5氏が立候補している。情勢は奥間氏と高良氏との事実上の一騎打ちだ。全県選挙であ...
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「物価高対策」が争点 参院選はきょう20日に投開票 沖縄選挙区の5候補が最後の訴え
[参院選2025.7.20]第27回参院選は20日投票、即日開票される。沖縄選挙区(改選数1)には自民の奥間亮氏(38)=公明推薦、政治団体「NHK党」の真喜志雄一氏(34)、参政の和田知久氏(65)...
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「北新地ビル放火殺人事件」容疑者はなぜ“生活保護”受けられなかったのか? “最後の砦”を阻んだ行政の「形式的」判断
2021年12月、大阪・北新地の心療内科クリニックで発生した放火殺人事件は、26人の尊い命を奪い、社会に大きな衝撃を与えました。この痛ましい事件を起こしたとされるA容疑者(男性・当時60代)は事件から...
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《「勇気ある発言」と応援の声も》TBS『報道特集』で“日本人ファースト”に疑問呈した山本アナのインスタが大荒れ状態
7月12日に放送された報道番組『報道特集』(TBS系)では、「選挙運動の名のもとに露骨なヘイトスピーチが」というテーマで、20日に投開票される参院選がクローズアップされた。 番組冒頭では、外...
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行政が“組織ぐるみ”で「生活保護バッシング」…桐生市による「違法減額・分割」など第三者委が認定 全国調査団が是正求める
群馬県桐生市で生活保護費の分割・一部支給など、違法な対応が行われていた問題で、「桐生市生活保護違法事件全国調査団」(団長・井上英夫氏(金沢大学名誉教授))は5日、「桐生市生活保護業務の適正化に関する第...
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百条委員会の運営方法決める 徳島市の「生活保護費」過大請求問題【徳島】
徳島市が生活保護費を過大請求していた問題で、6月4日、徳島市議会の調査特別委員会、いわゆる「百条委員...
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「クソだ」の言葉を飲み込み…「生活保護基準引き下げ」の“取り消し”を求める集団訴訟、提訴から12年目の今夏、最高裁判決へ
2013年に行われた生活保護基準引き下げの取り消しを求める集団訴訟が、6月27日、初の最高裁判決を迎える。判決を1か月後に控えた5月27日に行われた最終弁論において、原告側の生活保護受給者たちおよび弁...
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生活保護基準“引き下げ”は違法? 「物価偽装・政治介入」最高裁弁論で原告ら訴え…判決は6月末、“司法のメス”入るか
生活保護基準引き下げの違法性を訴え、およそ10年にわたって全国で戦われてきた「いのちのとりで裁判」。そのひとつの結論を委ねる最高裁判所の弁論期日が5月27日、同裁判所第三小法廷(宇賀克也裁判長)で開か...
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3人の子を抱え飢えた「シングルマザー」が“生活保護”を申請せず「餓死」を選んだ理由…「報道」が伝えなかった“国ぐるみ”の「適正化政策」の“弊害”とは?
今から38年前の1987年1月23日、北海道札幌市白石区で、シングルマザーとして小学生から中学生までの3人の子どもを育てていたコトミさん(仮名・当時39歳)が、遺体で発見されました。死因は「栄養失調に...
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裁判所が“コピペ”判決文を作成? 「生活保護」訴訟で発覚し物議も…元敏腕裁判官「たいした問題じゃない」発言の“真意”とは
生活保護基準額引き下げの取り消しを求め、全国で訴訟が続いている「いのちのとりで裁判」。今月27日には大阪と愛知での裁判について、最高裁で上告審弁論が行われる予定となっている。一方で、この一連の裁判をめ...
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「生活保護は甘え」は本当か? 強迫神経症で職を失った30代男性が「給付と支援」でつかんだ人生の再出発
時折吹き荒れる、偏見と誤解に満ちた「生活保護バッシング」。その典型的な論法の一つに、「生活保護を受け、働かなくても最低限の生活が保障されたら、人は堕落して働かなくなる」というものがあります。しかし、こ...
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過酷な労働環境で“頑張る”人ほど「地獄」を見る? 社会保障制度の落とし穴…行政書士がすすめる“回避方法”とは
わが国ではここ何年も、職場の過酷な労働環境やパワハラなどに苦しみ、心身ともに追い詰められるケースが問題になっています。いわゆる「ブラック企業」の問題も解消されていません。私は行政書士として、過酷な労働...
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国民・玉木代表の「外国人に対する過度な優遇見直し」発言が波紋…事務所が示した「4つの具体例」
6月24日に投開票が行われた東京都議会選挙。国民民主党はこれまでの0議席から初の9議席を獲得した。躍進を見せた同党だが、玉木雄一郎代表(56)の7月の参院選に向けたXの投稿が波紋を呼んでいる。...
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生活保護基準“引き下げ”の「違法性」問う裁判、まもなく最高裁弁論 「26勝15敗」原告に追い風も…“バッシング”懸念、弁護士ら共同声明
生活保護基準引き下げの違法性を問い、全国で31の訴訟が行われている「いのちのとりで裁判」。5月27日に最高裁で行われる弁論を前に、原告代理人の5人の弁護士が16日、都内で会見を開き、一連の裁判のポイン...
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「高くて、一年間、コメを買ってないです」物価高騰が“困窮子育て家庭”に大打撃 支援団体が調査結果公表
子どもの貧困解消などに取り組むNPO法人「キッズドア」は、学校給食がなく子どもたちの栄養状況の悪化も懸念される夏休みを前に、「子育て家庭アンケート」を実施。都内で6月25日、調査結果について会見し、物...
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「おにぎり食べたい」書き残し餓死…行政が“生活保護バッシング”に加担し惨劇相次いだ「ヤミの北九州方式」問題から学ぶべき教訓
インターネット上で「日本人はおにぎりが食べられず餓死するのに、外国人は簡単に生活保護を受けられる」といった言説を見かけることがあります。後段が明白なデマであることはさておき、前段の「おにぎりすら食べら...
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さらなるコメ高騰、年金も激減…出生率1.15の超少子化が招く「悲観的シナリオ」
初の70万人割れ……。 厚生労働省は6月4日に、昨年1年間に生まれた子どもの数が68万6061人と公表。一昨年より約4万1000人減少し、出生率も1.15と過去最低を更新した。 国...
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生活保護基準引き下げの「取り消し」を求める集団訴訟で、なぜ国が「敗訴」を重ねている? “オウンゴール”の理由とは
10年以上にわたって全国で争われてきた集団訴訟が、今年6月、最高裁での判決言い渡しというクライマックスを迎えると見られる。それは、2013年8月に実施された「生活扶助基準引き下げ」の取り消しを求める集...
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「命に関わる」保湿剤・抗アレルギー薬などの“OTC類似薬”保険適用の継続を求め…難病患者ら「8.5万筆」署名を厚労省に提出
「2000円の医療費が、薬代だけで6万円超に」――。国の指定難病である魚鱗癬(ぎょりんせん)を患う大藤龍之助さんの母親・朋子さんが6月18日、都内で厚生労働省に対し約8.5万筆の署名と請願書を提出。「...
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石破首相は給付水準上昇をアピールも…基礎年金底上げのウラで国民負担「56万円増」のカラクリ
「6月13日、基礎年金底上げ案を盛り込んだ年金制度改革法が参議院本会議で可決、成立しました。非正規雇用者の多い就職氷河期救済のため、厚生年金の報酬比例部分の給付水準を下げ、基礎年金の受給額が底上げされ...
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“クスリ漬け”にされた挙げ句「生活保護」受給のケースも…精神疾患者が“食い物”にされる背景にある「構造的問題」とは
日々、生活保護の相談を受けていると、心の病や精神的な苦痛にさいなまれ、仕事はおろか日常生活さえままならなくなってしまった若い世代が多い――そんな現代社会の問題に、気付かされます。他方で、精神疾患を患っ...