2026年6月30日、中国のSNS・小紅書(RED)に「なぜ漫画にハマる人の多くは、最初に日本の作品を選ぶのだろうか」と題した投稿があり、中国のネットユーザーの反響を呼んでいる。

投稿者は「ここ数日、言語交換アプリ・Talkinで海外のユーザーとアニメや漫画について語り合っていたのだが、その中で改めて実感したことがある。

多くの人が二次元文化にハマるきっかけはほとんどが日本の長編漫画なのだ。作者が10年以上の長い歳月をかけて作品を描き続けることで、世界観は丁寧に作り込まれ、登場人物も生き生きと描かれ、物語も最後までしっかり完結する。そのため、一度読み始めると夢中になってしまう」とつづった。

一方で、「振り返って中国の漫画を見てみると、テンポの速い短編作品が中心で、長期連載を続けるのは難しい。多くの作品は連載途中で更新が途絶えてしまうため、長く読み継がれる名作となる作品はごくわずかである。こうして比べてみると、その差は一目瞭然である。普段読むことが多いのは、日本の長編漫画と中国の縦読み漫画のどちらだろうか?」と問い掛けた。

中国のネットユーザーからは、「中国は利益優先が露骨すぎる。それに紙媒体も消えてしまった。もう何年も中国漫画は読んでいない」「中国漫画はあまり読まないけど、白黒よりフルカラーの方が読みやすくて好き。日本作品はアニメを見て、続きが気になれば漫画を読むことが多い。中国漫画はアニメ化すると、原作漫画ほど面白くないことも多い気がする」との回答が寄せられた。

また、「読んでいた中国漫画が2作品とも打ち切りになったよ」「最後まで完結できる中国漫画って、いったい何作あるんだろう」「最近は中国漫画を読むのが怖い。好きな作品が次々打ち切りになるのがつらすぎる」「今は読みたい漫画がアプリごとにバラバラ。単品購入ならまだいいけど、VIP加入が必要だったり、買った作品が配信終了したりするのはひどい。スマホも漫画アプリだらけになるし、紙雑誌の頃みたいに本屋で全部買えた時代が懐かしい」と配信環境への不満を訴える声が相次いだ。

さらに、「中国漫画は人体バランスがおかしい作品も多くて、見ていて違和感がある。どんなデフォルメでも、まず基本のデッサンができていてこそだからね」「正直、1ページにほとんど何もなくて余白ばかり。スマホで何回スクロールしても次の場面が出てこないような漫画は好きじゃない。中国漫画ってそういう作品が多い」と中国漫画の作風を批判する声も集まった。

一方で、「bilibiliで漫画の比較動画を見れば一目瞭然」「作画力もストーリーも運営も媒体も、日本には全体的にかなり差をつけられている。特に画力とストーリーは大きい」「厳しい言い方だけど、日本なら『鬼滅の刃』は全体として良作レベルまでしっかり完結した。中国漫画は良作かどうか以前に、最後まで描き切れる作品がほとんどない。人気作もできるだけ長引かせて稼ごうとするばかり。

まずは漫画家が生活できる環境を作らないと、理想なんて語れない」と日本漫画との差を指摘する意見も上がった。

また、「長期連載が難しいのは、安定した制作チームを維持できる利益がないから。漫画家一人だけで何年も連載を続けるのはほぼ不可能。一方、日本は出版社を中心とした制作体制が非常に成熟していて、編集者が作家を支え、出版社が宣伝し、賞レースなども活用しながら作品を育てる仕組みができている」と、中国漫画業界の構造的な課題を指摘するコメントも寄せられた。

そのほか、「この問題は何千字あっても語り尽くせない。要するに中国漫画は商業システムがずっと未成熟で、作家もスタジオも食べていけない。だから打ち切りか低品質化のどちらかになる。大衆的人気を得て最後まで完結し、成功モデルになれるオリジナル作品が一つでも出ない限り、状況は変わらない。でも現状ではそれすら見当たらない」と嘆くコメントも寄せられた。(翻訳・編集/岩田)

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