中国メディアの観察者網は12日、若者の間で電気自動車(EV)をスマホ感覚で乗り換える人が増えていると伝えた。

記事は、中国自動車工業協会(CAAM)と和君コンサルティングが共同で発表した「2025年中国自動車アフターマーケット年度発展報告」を紹介。

それによると、従来のガソリン車の平均車齢が8.2年に達し、6割以上の車両が7年以上使用されているのに対し、EVを含む新エネルギー車(NEV)の平均車齢はわずか1.8年で、「スマートフォンの買い替えサイクルよりも短い」と評された。

業界団体、乗用車市場信息聯席会(CPCA)の崔東樹(ツイ・ドンシュー)秘書長(事務局長)はその理由について「新エネ車が本格的な普及期に入ったのがここ5年ほどであり、市場に存在する車両全体が比較的新しいこと」としつつ、より深い背景として「新エネ車における技術進化のスピードが非常に速いこと」を挙げた。

中国メディアの21世紀経済報道は12日付の記事で、新エネ車の平均車齢が低いのは新車の投入によって数字が押し下げられているというだけではないと説明。実際に新エネ車の所有者の方が短いサイクルで車を買い替えていることが確認できるとし、新エネ車買い替えサイクルのボリュームゾーンが3~5年であるのに対し、ガソリン車では6~8年程度だとした。

記事は、中国国内では新車の開発期間が18~24カ月程度まで短縮されており、従来のガソリン車時代の約60カ月と比べて大幅に短くなっていると言及。また、中国自動車流通協会のデータを基に、新エネ車の3年後の残価率は43.35%にとどまる一方、ガソリン車は一般的に50%以上を維持し、中・大型セダンやSUVでは55%を超えるケースもあると伝えた。

さらに、新エネ車購入の中心層は35歳以下の若年層で、スマート技術を重視する傾向が強いとも指摘。中国の自動車情報サイト「懂車帝」のデータを引用し、新エネ車オーナーの43%が買い替え時の最大の目的として「スマート機能や利用体験の向上」を挙げており、これが新エネ車の買い替えサイクルをさらに短くする要因となっていると伝えた。(翻訳・編集/北田)

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