韓国・ソウルの繁華街・明洞に行くと、中国スタイルのティードリンクを持ち、中国のスマートウォッチを腕につけた若者をあちらこちらで目にすることができる。最近、「CStyle」と呼ばれる中国のトレンドが韓国のMZ世代(1981~2010年生まれのミレニアル世代とZ世代を合わせた世代の通称)の日常生活に急速に溶け込んでいる。
コストパフォーマンスの高さが、中国ブランドが韓国市場を切り開く足がかりとなっている。以前であれば、韓国の消費者の「メード・イン・チャイナ」に対するイメージは「安価」だったが、今は「安くて高品質」というのが多くの人に共通の認識となっている。製造の技術や品質管理のレベルが高まるにつれて、中国製の製品は機能やデザイン、サービスといった面でレベルアップし続けているものの、価格は韓国や他の国のブランドよりも安いことが多い。韓国の消費者機関の比較と推計によると、同じグレードの家庭用除湿機やプロジェクター、キーボード・マウスセットといった製品を韓国ブランドでそろえると、中国ブランドよりも2.5倍高くなる。実用的であることや体験を重視するMZ世代にとって、コストパフォーマンスは購入するかを決めるための重要な要素となっている。
近代テクノロジーの実力は、中国ブランドの口コミ評価を高める重要な下支えとなっている。AIやドローンといった先端分野から、新エネ車、スマートホームといった日用品の「競争の場」に至るまで、中国ブランドは製品の質の高さを武器に、技術力が高い、品質が高いというイメージを少しずつ築き上げている。市場調査会社・ユーロモニターインターナショナルの今年第1四半期(1~3月)のデータによると、石頭科技(Roborock)の韓国における掃除用ロボットの市場占有率は50%以上に達し、業界ナンバー1をキープしている。BYD(比亜迪)の新エネ車は韓国に進出して1年足らずで販売台数が累計で1万台を突破し、外資系ブランド自動車の韓国における成長記録を塗り替えた。
さらに、文化レベルの感情移入と共感が「CStyle」を消費のトレンドから文化現象へとシフトアップさせている。韓国メディアの分析によると、若い世代が情報を取得するアプローチは非常に多様だ。
「CStyle」の流行はメード・イン・チャイナが長期にわたって品質や技術、ブランドなどを深く掘り下げてきた結果だ。中国ブランドが引き続き製品の品質を高め、海外事業展開をさらに進めていくにつれて、今後はさらに多くの優良な中国ブランドが「大人気」から「ロングヒット」への飛躍を遂げ、中国と海外の貿易、文化交流のさらに強固な架け橋となっていくことだろう。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











