中国は7月20日、すべてのアフリカの国交樹立国に対して、コーヒー豆の検疫解禁を全面適用しました。この場合の検疫解禁とは、個別の国の特定の輸出品に対して病害虫や感染症の侵入を防ぐために設けられていた輸入の禁止措置を安全性が確認されたとして解除することを意味します。
アフリカは世界の三大主要コーヒー産地の一つで、アフリカ産コーヒー豆は鮮やかな果実のような酸味と豊かで芳醇な花や果実のような香りで知られています。中国はこれまで、エチオピア、ブルンジなどのアフリカの国で生産されるコーヒー豆に対して個別の輸入検疫解禁を実施していましたが、今回の措置によって、モーリシャス、アンゴラ、トーゴなど輸出申請を提出していたより多くのアフリカ諸国に恩恵がもたらされることになります。
中国では2025年のコーヒー消費量が前年比6.22%増の36万7400トンに達しましたが、中国国内のコーヒー生産量は17万3100トンにとどまり、国内生産では19万4300トンが不足しました。中国がアフリカの国交樹立国に対して全面的なゼロ関税政策やコーヒー豆の全面的検疫解禁を実施したことで、アフリカ産コーヒー豆の中国への輸出は著しく増え、中国のコーヒー産業チェーンにとってアフリカの国交樹立国は、これまで以上に重要な原料供給源になると見込まれます。このことで、中国でチェーン展開するコーヒー店ブランドはより多様な選択肢を得られ、中国のコーヒー産業チェーンの専門化がさらに進むことが期待されます。
さらに業界では、中国は今後、コーヒー消費市場からアジアにおけるコーヒーの加工、焙煎、流通、ブランド革新の拠点へと進化していく可能性があるとの見方が出ています。(提供/CGTN Japanese)











