中国の男性アイドル歌手・李権哲(リー・チュエンジャー、Lee QZ、ELY)が中国高速鉄道で他人の座席を占拠したとして物議を醸した問題で、中国メディアの南方都市報は「気まずい思いをしているのは誰か?」との論評記事を掲載した。
報道によると、このほど「同行者が購入した高速鉄道の一等席を芸能人の李権哲が占拠していた。
李権哲の高速鉄道の乗車券を手配したのは、李権哲が出演するイベントを主催した「鷹之娯楽」だった。同社は今回の騒動について、「李権哲氏の乗車券はわれわれがプラットフォームを通じて一括予約した。購入手続き完了後、プラットフォームから予約成功の通知を受け、座席情報も正しいことを確認したため、本人および同行スタッフはその座席情報に基づいて席に座った」と説明した。
また、その後に座席が変更されたようだとし、「われわれは座席変更に関する通知は受けていなかった。座席が変更されたのは、チケット予約の過程で発生した予期せぬトラブルによるものだった」などと説明した。しかし、高速鉄道を運行する中国国家鉄路北京局傘下の石家荘旅客運輸区はその後、「当該列車は乗車券発券後、全区間を通じて座席の変更はなかった」と明らかにした。
南方都市報の記事は「これによって鷹之娯楽は完全にメンツをつぶされた形だ」とし、「この件は単純な座席をめぐる争いで、芸能人が立場を利用して横柄に振る舞ったという話だ。イベント主催者である鷹之娯楽は本人を擁護し、『座席の予約は成功したが後で変更された』と主張した。しかし、今振り返ると、これらの説明はすべて事実を無視した発言だったように見える」と指摘した。
その上で、「一つの嘘を隠すためには、数多くの嘘で取り繕わなければならない。
そして、「高速鉄道での座席占拠はもはや珍しいことではないが、騒動が大きくなっても法的責任を負わずに済ませようと考えるのは妄想に近い」とし、「民法」や「治安管理処罰法」では公共交通機関で秩序を乱した場合、罰金や拘留が科される可能性があることが定められていると指摘した。
なお、本件については、中国のSNS上でも李権哲本人や鷹之娯楽に対する厳しい批判の声が相次いでいる。(翻訳・編集/北田)











