台湾の女優リン・チーリン(林志玲)が2年前にSNSに投稿した写真をきっかけに通報される事態となった。台湾メディアの聯合報が29日に報じた。
聯合報の記事によると、旅行インフルエンサー夫婦が昨年、台湾の十分老街の線路上で写真を撮影したとして1万台湾ドル(約5万円)の罰金を科された。ところが、その前年にリン・チーリンが夫のEXILE・AKIRAと息子と共に十分老街からほど近い新北市平渓区を訪れ、家族3人で線路上に立ってランタン(天燈)を飛ばした写真をSNSに投稿していたことから、「なぜリン・チーリンには罰金が科されないのか」と疑問の声が上がっていた。
最近になり、台湾の鉄道警察局にリン・チーリンの違反行為を訴える通報があり、同局が事情聴取のため2度に渡りリン・チーリンに出頭を要請。しかし、いずれも応じなかったため、案件が鉄道局に送致され、行政処分の手続きに入っているという。鉄道局は、処分を科したかどうかについて明らかにしていないが、「違法行為が確認された場合は、最高で5万台湾ドル(約25万円)の罰金を科す可能性がある」としている。
一方、リン・チーリンは「素直に罰金を払いに行きます。皆さん、ご心配ありがとうございます」とコメントし、観光客に対してランタンは合法な区域で飛ばすよう呼び掛けたという。
記事によると、平渓老街では観光客が線路上で天燈を飛ばしたり写真を撮ったりすることが常態化しており、地元商店ではランタンを購入した観光客を線路上やその周辺へ案内して記念撮影を手伝うという「ビジネスモデル」も確立している。多くの観光客はこれが違反であることに気付かず、店側に指示されるままに線路でランタンを飛ばし、通報されて罰金を科されるケースもあるという。
鉄道局の統計によると、過去5年間で、写真撮影や天燈を飛ばすために平渓線の線路内へ立ち入り、処分を受けたケースは約60件に上る。
記事によると、鉄道局は観光振興との兼ね合いから今年初めに法改正を行い、「(線路内の立ち入りは)原則禁止、(自治体から)申請があった場合は例外的に許可する」と明文化。新北市政府および平渓区役所に対し、一般人の立ち入り許可の申請を鉄道局に提出するよう求めたものの、現在のところ申請はないという。











