中国雲南省の南滾河国家級自然保護区で、このほど新たな生物種が発見されました。保護区の管理当局と中国科学院昆明植物研究所の研究チームが、イワタバコ科ペトロコスメア属(イワギリソウ属)の植物の新種を確認し、正式に「滄源ペトロコスメア」と命名しました。
この植物は、2023年に保護区のスタッフが日常的な野外パトロール中に初めて野生の個体を発見していました。2025年3月にこの植物が開花したことで、研究チームは発芽から葉の展開、開花、結実、枯死までの全ライフサイクルにわたる詳細な記録と生育データの収集に成功しました。綿密な形態比較、分子生物学的同定、文献調査、近縁種との比較分析、そして花部構造の解剖学的観察を経て、この植物がペトロコスメア属の未記載種であることが確認され、発見地にちなんで正式に「滄源ペトロコスメア」と命名されました。
調査によると、滄源ペトロコスメアは生息環境が極めて特殊で、自然分布域は極めて狭く、野生個体数も少ないのが特徴です。南滾河保護区にしか存在しない「極小個体群野生植物」であり、種としての独自性が極めて高く、資源としても希少で、学術的価値も高いと評価されています。(提供/CGTN Japanese)











