2026年7月30日、中国メディア・新民晩報によると、列車内で取り違えられたスーツケースの中に清代の極めて高価な磁器が入っていることが判明し、鉄道スタッフの迅速な対応により無事返還された。
記事によると、27日午後1時ごろ、安徽省の合肥駅に到着した列車を降りた大学生の蒋(ジャン)さんが白いスーツケースの紛失に気づき、車掌長に連絡した。
しかし、見つかったスーツケースは蒋さんのものではなかった。その後、別の乗客である龔(ゴン)さんが中国鉄道の公式カスタマーサービスを通じて「誤って他人のスーツケースを持って降車してしまった」と申し出たことで、荷物の取り違えが判明した。
龔さんは本来8号車に乗車していたが、席が離れてしまった母娘3人のために席を譲り、自身は7号車へ移動していたという。合肥駅で降車する際7号車付近にあった形状がよく似た蒋さんの白いスーツケースを自身のものと思い込んで持ち去ってしまい、自身のスーツケースを8号車に残してしまったという。
しかも、龔さんのスーツケースの中には北京で行われたオークションで落札したばかりの「清朝・乾隆帝時代の極めて高価な磁器4点」が入っていた。
極めて貴重な美術品が車内に残されていると知った車掌長らは大慌て。磁器の安全を確保するため、食堂車の防犯カメラの真下にスーツケースを配置して「手を触れないでください」という警告札を貼り付けた上、乗務員と鉄道警察官が交代で監視するという厳重な防犯措置を講じたという。
同日午後9時40分頃、折り返し運転で列車が再び合肥駅に到着した際、車掌長がホームで待つ龔さんに直接手渡しでスーツケースを返還。龔さんがその場で3回にわたって磁器の無傷を確認して、車掌長一同ようやく胸をなでおろしたとのことだ。
なお、龔さんが誤って持ち去っていたスーツケースも、翌28日には宅配便で無事蒋さんの元へ届けられ、一件落着となった。 (編集・翻訳/川尻)











