シリア北東部では夏に入って連日猛暑が続き、気温はセ氏40~50度に達しています。都市部では生活用水や冷房による電力需要が急増して、脆弱(ぜいじゃく)な給水および送電システムに過大な負荷がかかっています。
ハサカ県では水道水がアルーク浄水場から供給されています。水道管の老朽化や電力供給の不安定化に加え、夏の水需要の高まりにより、多くの地域で安全な飲用水の確保が困難な状況です。断水に加えて停電の多発も住民を苦しめています。異常な高温により空調機、扇風機、冷蔵庫、揚水設備の電力消費が膨れ上がっていますが、長年の紛争でシリアの電力インフラは甚大な損傷を受けました。自家発電用の燃料価格も高騰しており、商店の多くは発電機を長時間稼働する経済的余裕がありません。
現地では浄水施設と電力設備の補修作業が進められていますが、根本的なインフラ再建には至っていません。多くの市民は1日バケツ1杯の水と断続的でわずかな通電時間に頼って過酷な夏を耐え忍んでいます。(提供/CGTN Japanese)











