変圧器を受注してから、引き渡しまでにはどのくらいかかるのだろうか?仕様の同じ変圧器を比較すると、海外では通常24カ月かかるのに対して、江蘇省常州市ならわずか4カ月で引き渡すことができる。
世界をリードする「中国速度」を実現できているのはなぜなのだろうか?
常州光輝集団の変圧器生産工場には約10ステップの工程をこなす生産ラインがあり、そこに作業員2人を配置するだけで、効率良く生産を進めることができている。
常州市のエンジニアはAI技術を活用して設計効率を大幅に高め、海外であれば通常4~5カ月かかる設計日数を1カ月に短縮している。
常州市では変圧器の生産に必要な鉄心やコイル、絶縁部品といったほとんどのコア部品を100%現地で調達できるようになっており、「長江デルタを出ることなく、変圧器を完成させる」ことができる産業のクローズド・ループが形成されている。また、企業は自社の物流岸壁を活用することで、常州市で製造された変圧器を工場エリアから上海港へと直接輸送でき、輸送効率が10~15%高まり、40カ国・地域以上に輸出されている。
整備された産業チェーンや効率の高い生産能力、高品質の製品といった特徴を武器に、中国の変圧器生産能力は世界の約60%を占めるようになった。今年上半期(1-6月)、中国の電気機械製品輸出総額は前年同期比20.1%増の9兆3600億元(約215兆2800億円)に達した。
中国の製造業の規模は16年連続で世界トップをキープし、テクノロジー型やイノベーション型の企業の数は60万社を超えるなど、中国は世界の産業チェーン、サプライチェーン、バリューチェーンの重要な拠点となり、世界経済に安定性と新たな原動力を注入し続けている。メキシコ国立自治大学のエンリケ・ドゥッセル経済学教授は、「中国の実践は、整備された効率の高い産業体系が、自国経済の継続的な発展を下支えすることができるだけでなく、他の国の産業高度化のためにさらに多くの機会を作り出すことができることを証明している」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











