2026年8月31日、中国メディア・瀟湘晨報は、広東省の高校で授業中にトイレを利用できる回数を「1学期に1回のみ」に制限する厳格な校内規定の導入が検討されていたことが発覚し、教育当局が調査に乗り出す事態になったと報じた。
記事によると、広東省韶関市乳源ヤオ族自治県の乳源高級中学において、新学期の「授業規律」として提示されたスライドの画像がネット上に流出し、大きな批判を呼んだ。
さらに、生徒の規律違反が担当教員の業績評価や昇進、表彰の審査に直接連動する仕組みになっていたことも明らかになった。なお、このルールは新学期の教職員会議で提示された「導入予定案」であり、実際には導入されていなかったという。
記事によると、取材を受けた同校の関係者が当初「授業規律を保つための措置であり外部に曲解されている」と釈明したものの、その後「事実無根のデマだ」と前言を翻して電話を切るなど、対応が二転三転したという。
一方、乳源県教育局は保護者や市民からの苦情を受けて事実関係の確認と調査を開始。「担当職員が現地で調査を進めており、保護者に対して適切な回答を行う」とコメントしたとのことだ。
この件について、中国のネットユーザーからは「生徒を人間として見ているのか。お腹を下しやすい人だっているし、トイレに行くのは基本的人権のはずだ」「生理的欲求は縛れるものではなく、規則で強引に制限すべきではない」「排泄を我慢させることが健康を害する」「小学1年の時に先生にトイレに行かせてもらえずお漏らししたことがあるが、30年近く経った今でもトラウマとして鮮明に覚えている」など、生理現象の制限に対する強い憤りや健康被害への懸念を訴える声が殺到した。
また、「『外部の曲解だ』と弁明するが、スライドに書かれた文字通りの意味ではないか」など、学校側の管理姿勢や言い訳に対する厳しい指摘も。さらには、「こんな理不尽な思いをさせるなら、子どもを産む必要などない」といった意見まで飛び出した。(編集・翻訳/川尻)











