押し目買いが優勢となる流れ。中国の政策に対する期待感が支えだ。来週開催予定の中国共産党中央政治局会議では、下半期の経済政策方針や金融政策の方向などが決定される。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、政治局会議では緩和的な表現が増えると予想。大規模な金融緩和が打ち出される可能性にも言及した。また、欧米やアジアの主要株価指数が年初から上値を伸ばす中、香港の指数は依然として昨年末比でマイナス圏で推移しているため、出遅れ感も改めて意識されている。中東情勢の不透明感などで朝方は弱含む場面がみられたものの、上げ幅を徐々に広げた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、アルミニウム中国最大手の中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が6.3%高、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が5.0%高、デリバリー事業大手の美団(3690/HK)が4.4%高と上げが目立った。金沙中国が公表した4~6月期決算は50.0%減益と厳しかったが、株価は年初来の安値圏で推移していたこともあり、悪材料が出尽くしたとの見方も広がっている。
セクター別では、発電設備関連が高い。洋上風力発電設備メーカーの大金重工(1081/HK)が19.4%、風力発電プラント大手の金風科技(2208/HK)が5.5%、発電設備メーカーの東方電気(1072/HK)が3.7%、重電グループ大手の上海電気集団(2727/HK)が3.4%、太陽光発電素材メーカーの協キン科技HD(3800/HK)が3.3%ずつ上昇した。
証券セクターもしっかり。中信建投証券(6066/HK)が2.1%高、広発証券(1776/HK)と国聯証券(1456/HK)がそろって2.0%高、国泰海通証券(2611/HK)が1.9%高で引けた。本土市場の売買活発化が期待されている。中国ではこのところ、過度な株安を防ぐため、「国家隊」と呼ばれる中国の政府系投資会社が国有企業株を中心に株式の買い支えに動いているほか、大手国有企業の自社株買いや保険会社の投資比率引き上げなどの報道も相次いだ。
半面、半導体セクターは安い。華虹宏力半導体(1347/HK)が7.5%、上海天数智芯半導体(9903/HK)が7.0%、蘇州納芯微電子(2676/HK)が6.4%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.9%ずつ下落した。
本土マーケットは4日続伸。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











