7日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比137.75ポイント(0.54%)高の25668.03ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が32.85ポイント(0.39%)高の8531.58ポイントと反発した。売買代金は2596億8570万香港ドル(約5兆2430億円)となっている(6日は2552億2680万香港ドル)。

 押し目買いが優勢となる流れ。中東情勢の不透明感で小安く推移する場面がみられたものの、中国経済対策の期待感や企業決算の好調などで投資家心理が上向き、指数は前引けにかけプラスに転じた。7月の中国景況感指数が下振れたことなどを背景に、当局は景気対策を急ぐとの観測が広がっている。複数のブローカーが、10月までに金融緩和や追加の刺激策が打ち出されると予想した。
 一方、取引時間中に公表された7月の中国貿易統計は、米ドル輸出が予想を上回る半面、米ドル建て輸入は下振れている。輸入下振れが内需の弱さを連想させた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が10.8%高、パソコン世界大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が8.3%高、創薬支援の無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が7.0%高と上げが目立った。
 セクター別では、海運が高い。太平洋航運集団(2343/HK)が13.8%、東方海外(316/HK)が3.3%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が2.6%、海豊国際HD(1308/HK)が2.5%ずつ上昇した。太平洋航運については、1~6月期決算の利益4.1倍が材料視されている。 
 半導体やプリント基板(PCB)、人工知能(AI)技術の銘柄群も急伸。兆易創新科技集団(3986/HK)が6.8%高、上海天数智芯半導体(9903/HK)が6.3%高、勝宏科技(恵州)(2476/HK)と広州広合科技(1989/HK)がそろって10.9%高、北京智譜華章科技(2513/HK)が14.6%高、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が9.8%高と値を上げた。
ミニマックスと北京智譜華章については、21日の取引終了後に発表されるハンセン指数構成銘柄の定期見直しで、新規採用の候補に挙がったことも引き続き材料視されている。
 半面、消費セクターの一角はさえない。茶飲料チェーンの滬上阿姨(上海)実業(2589/HK)が5.5%、豚肉生産の万洲国際(288/HK)と酒場の海倫司国際HD(9869/HK)がそろって3.1%、乳製品の中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.4%、白物家電の海信家電集団(921/HK)が2.2%、米菓・飲料の中国旺旺HD(151/HK)が1.9%ずつ下落した。万洲国際については、11日に予定していた1~6月期の業績発表を28日に延期したことが嫌気されている。
 本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.02%高の3940.04ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。医薬、資源・素材、消費、軍需産業なども買われた。半面、通信ネットワークは安い。メディア・娯楽、公益、自動車、銀行・証券も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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