11日付中国新聞社電によると、浙江省食品薬品監督管理局食品処の廬永福処長は同日、同省嘉興市で企業従業員70人が10日午後に食中毒で治療を受けた件で、原因は昼食の豚肉に、使用が禁止されている「興奮剤」が残留していたためと発表した。

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 食中毒が発生したのは中茂塑膠実業有限公司で、昼食に豚肉料理を食べた従業員70人に、手足のしびれ、動悸、嘔吐などの症状が出た。


 廬処長によると、検査の結果、食中毒の原因は豚肉中に残留していたクレンブテロール塩酸塩と判明した。クレンブテロール塩酸塩はぜんそくなど呼吸器疾患の治療薬として用いられるが、1980年代初期に米国で、「興奮剤」として豚の飼料に配合され始めた。同薬品を与えられた豚は頻繁(ひんぱん)に動きまわるため、赤身肉の割合が増える。

 中国でも「痩肉精(赤身肉エキス)」と呼ばれ使用された。しかしその後、同薬品は豚肉にかなりの量が残留するため人体に長期的影響があり、大量に残っていた場合には中毒症状が出ることが分かり、使用が禁止された。中国でも数年前に使用禁止になったという。

 廬処長によると11日現在、19人が引き続き治療を受けている。また、警察は豚の飼育に「興奮剤」を使った関係者の身柄を拘束したという。(編集担当:如月隼人)

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