映画監督の岩井俊二氏、歌手のCharaが4日、都内で行われた映画「スワロウテイル 4Kリマスター」の初日舞台あいさつに登壇した。

 1996年に公開された伝説的作品が、30年の時を経て、岩井監督完全監修のもと4Kリマスター&Dolby Atmos版としてよみがえった。

初日を迎え、岩井監督は作品を鑑賞し、「30年前に、みんなとイェンタウンという街を作り上げて、この物語を作ったわけですけれども、今思うと、みんなで冒険の旅に行っていたような日々だったと思います」と振り返った。グリコ役を演じたCharaは「懐かしいような、本当に私だったのってなるような。ここに元気で立てて、良かったです。楽しかった」と感慨を語った。

 あいさつには、出演者の三上博史、伊藤歩も登壇。30年前の制作秘話を振り返った。Charaは、当時の現場について「遠慮とかしないで、発言を受け入れてくれる雰囲気があった」と回想。そんな自由な空気の中、Charaがボーカルを務めた(作中で登場するバンド)YEN TOWN BANDが歌う主題歌「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」の作詞を岩井監督に「一緒にやりませんか」と持ちかけたという。

 岩井監督は「当時は歌の詩を書く経験が皆無に近かったので、一生懸命書いたんだと思うんですけれども、それをCharaに見てもらったら…」と切り出し、「『学校の先生が書いたみたい』と言われて」と苦笑した。Charaは、制作の際、「どんな言葉を入れたいですか?」と尋ねると、「『躊躇(ちゅうちょ)』といきなり言われた」と当時のやりとり。

Charaは「音楽が好きだからね、監督も。気に入られたいなと思ってやっていたんだと思います(笑い)」と当時を振り返った。

思わぬ告白に岩井監督は「え? そうなの」と目を丸くし、会場の笑いを誘った。

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