エトーがインファンティーノを全面支持「彼はアフリカサッカーを...の画像はこちら >>

エトーは2021年よりカメルーンサッカー連盟会長を務めている photo/Getty Images

カメルーン連盟会長として発言

FIFA会長ジャンニ・インファンティーノ氏への批判が強まるなか、元カメルーン代表のサミュエル・エトー氏が同会長を全面的に支持する姿勢を示した。

現在カメルーンサッカー連盟(FECAFOOT)会長を務めるエトー氏は、フランス紙『L'ÉQUIPE』のインタビューでインファンティーノについて言及。

UEFAなど欧州勢がFIFAの運営を問題視する一方、「アフリカから見れば状況は違う」との立場を示した。

エトー氏が特に評価したのが、インファンティーノ政権下で進められてきたFIFAの「Forward」プログラムだ。

「我々はすでにサッカーを売っている。誰がサッカーに資金を提供している? 広告枠を購入してコミュニケーションを行う企業だ」

そう語ったエトー氏は、FIFAがアフリカの各国にサッカー発展のための資金を提供してきたことを強調した。

「今日、インファンティーノ会長はアフリカ人にサッカーを発展させる夢を見る機会を与えている。彼はアフリカサッカーの発展に貢献した。そうでなければ、これほど多くのサッカー連盟の本部が建設されることもなかった」

FIFAによれば、Forwardを通じて2016年から2025年9月までにアフリカのサッカーには10億6000万ドルが投資されており、2026年末までには12億8000万ドルに達する見込みだ。インフラ整備や大会、各国協会の運営などに資金が使われている。

エトー氏は、こうした投資が将来的なスター選手の発掘にもつながると主張する。

「このプロジェクトによって才能を育てることができる。数年後、ロジェ・ミラや(キリアン・)ムバッペのような選手が出てくるとすれば、それはこの資金から生まれることになる」

さらにエトー氏は、インファンティーノ氏への批判についても「選挙が近づいていることが理由」との見方を示し、2027年3月に予定されるFIFA会長選挙を意識した動きだと指摘。インファンティーノが再選を果たした場合には、現在撤回された「FIFA Forward Enterprise」構想についても「再びテーブルに載せる」べきだと訴えている。


FIFA Forward Enterpriseをめぐっては、W杯などの商業権を民間投資家に開放する構想にUEFAが強く反発。FIFAはすでに計画の撤回を表明しているが、UEFAはインファンティーノ氏に対する法的措置まで検討している。

一方、アフリカサッカー界ではインファンティー氏ノへの支持が根強い。CAF(アフリカサッカー連盟)も8月、FIFA Forward Enterpriseをめぐる問題で「誤りがあった」とするFIFA側の説明を受け入れたうえで、インファンティーノ氏への支持を全会一致で改めて表明している。

欧州とアフリカで大きく異なるインファンティーノ氏への評価。エトー氏はその立場を鮮明にし、FIFA会長の改革を支持し続ける構えを見せた。

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