「また日本とやるの?」「南米サッカー連盟はネーションズリーグ...の画像はこちら >>

W杯で対戦した日本とブラジル Photo/Getty Images

親善試合の意義を問う声が相次ぐ

日本サッカー協会(JFA)は11月13日から17日にかけて、シンガポールで開催される「MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE」に日本代表が参加することを発表した。

同大会にはブラジル代表も出場。

14日に日本と対戦し、17日にシンガポール代表と対戦する。日本にとってはワールドカップで敗れて以来のブラジル戦となるため、その雪辱を果たしたい一戦として注目が集まりそうだ。

しかし、ブラジルではこのマッチメイクに対して不満や怒りの声が上がっている。というのもブラジル代表は近年の親善試合で同じような相手と対戦する機会が多く、対戦相手の選定に疑問を抱くファンも少なくないためだ。

ブラジルは9月にオーストラリアと2試合、10月にはインドとそれぞれ敵地で対戦することが決まっている。また、ブラジル代表の直近の対戦相手を見てみると、ワールドカップを除いて昨年10月に日本と韓国代表、11月にセネガル代表とチュニジア代表、今年3月にフランス代表とクロアチア代表と対戦している。今年3月のフランス、クロアチア戦を除けば、FIFAランキングトップ10の国との対戦はなく、さらにオーストラリアとは2試合を行い、興行試合とはいえFIFAランキング100位以下の国とも対戦するため、マッチメイクに不満の声が上がるのも無理はないだろう。

ブラジルサッカー連盟(CBF)の公式Xが今回の対戦を発表すると、ブラジル国内のサッカーファンからはSNS上でさまざまな反応が寄せられた。

「ヨーロッパのチームと対戦し始めれば、そこで代表の本当の難しさが分かるよ。お前らが勝てるのは、くだらない相手とばかり試合してるからだ」
「CONMEBOL(南米サッカー連盟)はネーションズリーグを作るべきだ。あるいはUEFAネーションズリーグへの参加を目指してほしい。そうすれば、CBF(がやっているこのくだらない“遠征ツアー”みたいなやり方を終わらせられる」
「日本と1年に2試合もやって、何の意味があるんだよ?」
「また日本とやるのか? 親善試合ではいつも同じ相手とばかり対戦している。
その一方で、ブラジルが親善試合で一度も対戦していない代表チームもある」
「なんでブラジルがシンガポールと試合するんだ? 今必要なのは本当のテストであって、スポーツ観光じゃない!」

なお、近年のインターナショナルウィークではヨーロッパがネーションズリーグを行っているため、強豪国とのマッチメイクが難しくなっている。また、今年9月から来年3月まではCONCACAF(北中米サッカー連盟)でもネーションズリーグが開催され、アフリカでは来年6月開催のアフリカンネーションズカップの予選が同時期に行われている。そのため、実質的にアジアとオセアニア、南米にマッチメイクの選択肢が限られており、対戦相手が同じような相手になってしまうのは致し方ないことだろう。

ブラジルは今回のワールドカップでノルウェーに敗れ、ラウンド16敗退という屈辱的な結果に終わった。強化のために欧州勢との対戦を望む声がある一方で、各大陸の大会日程を考慮すると、ブラジルにとってもマッチメイクの難しさは続きそうだ。

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