〈「パイプカットしました」が大バズ〉27歳・3児の父芸人が明かす手術の一部始終…何を切る? 時間は? 「一番痛かったのは…」
〈「パイプカットしました」が大バズ〉27歳・3児の父芸人が明かす手術の一部始終…何を切る? 時間は? 「一番痛かったのは…」

男性不妊手術、いわゆる「パイプカット」を受けたことを告白した若手芸人が注目を集めている。千葉県流山市出身のお笑いコンビ「流山狂ノ詩(ながれやまきょうのうた)」のGO!GO!HAYATO(27)だ。

X上で「3人の子供に恵まれ、我が家の増員計画はこれにて終了」と報告したHAYATO。計画的にも見えるが、実は妻とは授かり婚で、当時はフリーターだったという。そんな彼がパイプカットを決断した理由と、夫婦円満の秘訣を語った。

「妻から“パイプカットしてほしい”と言われたときは…」

コンビ結成3年目になる「流山狂ノ詩」。2024年と2025年に「M-1グランプリ」に挑戦するも、いずれも1回戦敗退。

レギュラーの仕事は、千葉県流山市で月1回開催されるライブや、流山市のコミュニティラジオへの出演など。事務所にも所属しておらず、現時点ではほぼ無名に近い若手芸人だ。

そのボケ担当のHAYATOが9月2日、自身のXで「パイプカットをした」と投稿した。

「300インプくらいは狙えるかなと思ったら、1700万インプで驚きました」

「増員計画はこれで終了」と一見、計画的にも見えるHAYATOだが、実は現在の妻とは、高校卒業後の20歳のときに出会い、その後、いわゆるデキ婚をしている。

「デキ婚ではなく授かり婚です! 2歳下の妻があまりに可愛くて愛おしくて、僕の人生でこの人以上の女性は現れないと思っているうちに1人目を授かりました。

3人の子供は6歳、4歳、2歳と2年間隔で生まれました。僕は大家族を目指したかったんですが、妻には賛同してもらえませんでした」

昨今では、相手の意思に反して妊娠・出産を繰り返させたり、避妊を妨げたりする行為が「多産DV」などと呼ばれることもある。HAYATOは「僕が望んでいても、妻が望まない妊娠は避けたかった」といい、妻からも「もう子供ができないようにしたい」という希望を聞いていたという。

「3人目を妊娠した後から、本格的な避妊について話し合いました。妻から『パイプカットしてほしい』と言われたときは正直、嫌だなと思いました。痛そうだし怖いし、子作りの可能性をなくすのは嫌だと。

でもやっぱり僕は妻が好き。だから彼女の希望を叶えたいという思いで、パイプカットしようと決断しました」

避妊には、妻がピルを服用したり、子宮内避妊システム「ミレーナ」を装着したりする方法もある。しかしHAYATOは、「妻が何かを飲んだり装着したりするよりも、僕が痛い思いをすればいいと思った」と話す。

ただ、当時は手術を受けるための費用を用意できなかった。

「費用は安い病院で5万円から、高い病院では20万円もする。そんなお金は2年前には余裕がなくて用意できませんでした。1年ほど前から探偵事務所と地下アイドルのライブスタッフのバイトを掛け持ちし、ようやく少しだけ余裕が出てきました。

それでパイプカット費用が貯まった今年8月下旬、ついに手術を受けることを決めました。一番安い5万5000円でできる病院を探したんです」

「陰嚢にバチンッてホッチキスされたみたいな感覚」

そして、地下アイドルのライブスタッフとして働く現場からも近い、日暮里駅近くの「日暮里泌尿器科内科」に電話し、9月2日に手術の予約を入れた。

「10時45分に病院に行き、パイプカットの正式名称である精管切除結紮法(せいかんせつじょけっさつほう)を受けるための同意書などを書きました。

私服のズボンを脱ぎ、パンツを膝まで下げて、水平の手術台に寝ました。左右の陰嚢に麻酔の注射をしたんですけど、それがすげー痛かったです」

精管切除術は、精巣で作られた精子が通る「精管」を切断・遮断し、精液に精子が混ざるのを防ぐ手術だ。HAYATOの場合、まず左側の陰嚢に局所麻酔をした後、内部の精管を切断したという。

「まず左に麻酔注射をするとき、痛すぎて動いちゃって。その後、陰嚢に切り目を入れて、精管をメスで切ったんだと思うんですけど、僕は仰向けで寝ているので何をされているのかは見えないんです。

陰嚢にバチンッてホッチキスされたみたいな感覚があって、音も聞こえたような気がしました。2回です。麻酔の注射が一番痛かったけど、精管を切られたときは引っ張られるような感覚と、気持ち悪さを感じました」

左側の精管を切断した後は、右側にも麻酔注射をして同様の処置を受けた。その間、医師はほとんど無言だったという。

「看護師さんもいない病院だったので、ひたすら無言の30分間でした。その後、13時には家に到着しました。午後は休みを取っていたので家事をしたりしていましたが、タマを蹴られたときの下腹部の違和感みたいなのがずっとあった。

術後翌日の3日と今日(4日)も、立ったり座ったりするときになんとなく違和感があるのと、大便をする際に下腹部に違和感があって、うまくいきめないような感じです」

術後1週間は、性行為や射精を控えるよう指示されたという。

手術1週間後からは40日間、毎日必ず射精

「1週間後からは、1日1回を40日間、毎日必ず射精するように言われました。それというのも、まだ精管の中に精子がいるかもしれなくて、それを出し切るためだそうです。

そして41日目以降に出した精液を検査して、そこに精子が残っていないかを確認するそうです」

これはHAYATOが医療機関から受けたという説明で、精液検査を行う時期や、それまでに推奨される射精回数などは医療機関によって異なる。

一般にパイプカットは手術直後から避妊効果が確立するわけではなく、精管内などに残った精子が射出される可能性がある。そのため、精液検査で手術の成功が確認されるまでは、別の避妊法を続ける必要がある。

パイプカットを終え、HAYATOは「すっきりした」と話す。

「これで妻を妊娠させる心配はなくなりましたし、安心して愛し合えると。もともと妻も、妊娠の心配なく行為をしたいという希望があっての手術なので、無事に済んでよかったですね。

セックスは夫婦円満の秘訣ですよ。レス状態になると再開するのが難しくなるから、毎週何曜日はセックス曜日、くらいにルーティン化したほうがいいと思います」

ただし前述の通り、手術直後に避妊効果が確立するわけではない。精液検査で手術の成功が確認されるまでは、別の避妊法が必要となる。

「41日目の妻との行為が楽しみです」とHAYATO。今回、Xで大きな注目を集めたが、誹謗中傷などはなかったのだろうか。

「Xに載せた写真は左手で敬礼したポーズでしたが、敬礼は万国共通で右手だとご指摘をいただきました。でも女性の皆さんからは大絶賛で、『うちの旦那にもしてほしい』などの意見が多く、それは嬉しかったです。

精巣も理想の状態に仕上がったので、今後は芸を磨いていきたいです。千鳥さんや霜降り明星さんみたいにテレビタレントになりたいです!」

「パイプカット芸人」以上の冠を、HAYATOが手にする日は来るのだろうか。今後の活躍に期待したい。

取材・文/河合桃子

編集部おすすめ