そして、たまにはこんなオーダーメイド。アンダーウエアでお馴染みの「グンゼ」が、オーダーメイドでパンツを作ってくれるという。
これは、生地のカラー(100種類)から、腰ゴムの柄(100種類)から、ポケットの柄(100種類)から、すべてを自分好みにオーダーできるサービス。組み合わせは、なんと100万種類以上! 刺繍オプションを追加すれば、“世界で1つだけのオリジナルパンツ”をオーダーメイドすることができる。
なんとも贅沢で画期的ではないか。こんなサービスを開始したキッカケを、直接同社に伺ってみた。
「2月2日に原宿キャットストリートに直営店をオープンし、その店独自のサービスとして、その場でパーツを選んで縫製する(15分程度)サービスをスタートしました。これが好評だったので、9月21日よりウェブでのオーダー受け付けを開始いたしました」(担当者)
専用ページでオリジナルパンツを作る過程が楽しめるのだが、これが非常に楽しいひと時なのだ。なるべく人と被らないものが欲しくなるが、あまりに突飛なデザインにするのも……。センスの悪い物が出来上がったら、それはただの本末転倒。
なんて頭を悩ましている瞬間が、束の間のデザイナー気分。
そんなこのサービスに対して、どのような反響が届いている?
「このサービスは、ギフト用としてメッセージカードを付けることができます。そのメッセージを拝見すると、本当に“愛情がいっぱい”です。パンツを贈るのは愛情表現に繋がるというのが実感して伝わってきます」(担当者)
なるほど。贈り物として“パンツ”を選ぶのには、ある程度の絆の深さが必要だろう。
「現在、利用者の約80%が女性のお客様です。最も多いのは誕生日プレゼント。他に結婚記念日。最近はクリスマスプレゼントのウェイトが急激に増えてきています。面白いものでは結婚のお祝い返しやクラブの卒業者へのプレゼントなども。それぞれに違ったデザインをしてプレゼントする方もいらっしゃいます」(担当者)
あと、クリスマスが近いこの時期、斬新なプレゼントとして最適な気もする。
「シーズンやイベント(クリスマス・バレンタインなど)に合わせてデザインできる新しいパーツが追加されていきます。
現在はメンズ・レディスのボクサータイプのみの扱い。女性でも、ボクサータイプを愛用する方は多いようだ。ただ、今後サービスを拡大していく予定で、他のタイプも増やしていく方向だという。
注文はBODYWILDの直営店(「つかしん店」と「お台場店」)、もしくは専用ページで受け付けられている。ネットでの注文の場合、京都府宮津市の工場で縫製し、最短2日で家に届くそう。(地域によっては2~4日必要)
価格は1枚3,150円、男女ペア(2枚)で5,250円。
以前より「勝負パンツ」なんて言葉があるが、これも勝負の時に使ってみたい。
そしてギフトで贈る場合、相手が満足するパンツをデザインできるかの“勝負”でもあるだろうか。
(寺西ジャジューカ)