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女心がよくわかる脚本家伝授、夫婦を長続きさせる秘訣「家庭内再婚」とは。岡田惠和に聞く2

2014年12月26日 10時50分 ライター情報:木俣冬

おかだ・よしかず 1959年東京都生まれ。脚本家。90年にデビュー、94年「若者のすべて」で、連続ドラマで初のオリジナル作品執筆、以後、人気ドラマ、映画の脚本を数多く手がける。主な作品に、朝の連続ドラマ小説「ちゅらさん」「おひさま」、「ビーチボーイズ」「彼女たちの時代」「銭ゲバ」「最後から二番目の恋」「泣くな、はらちゃん」「スターマン・この星の恋」「さよなら私」、映画「いま、会いにゆきます」「阪急電車 片道15分の恋」「県庁おもてなし課」など。向田邦子賞、橋田壽賀子賞などを受賞。NHKーFMで「岡田惠和の今宵、ロックバーで、~ドラマな人々の音楽談義」のパーソナリティーをつとめている。

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【連続企画】岡田惠和×堤幸彦「スタンド・バイ・ユー〜家庭内再婚〜」とは何か?


人気脚本家・岡田惠和の初戯曲「スタンド・バイ・ユー〜家庭内再婚〜」が2015年の開幕と共に上演される。
戯曲を書くきっかけになったドラマ「最後から二番目の恋」には、「まあ、ひどいことになったとしても、何にもないよりいいですよ」 (第1シーズン第3話より)など、名言満載で、人生に悩む男女の指針になってくれたものだが、「スタンド・バイ・ユー」で、岡田が描いたのは「家庭内再婚」。このキーワードも気になる。パートナーと最近なんかうまくいかないな……と思っている人たちはぜひ見てほしい舞台だ。
インタビュー後編では、岡田の結婚観などを伺います。(前編はこちら)

──さて、2組の夫婦の会話の中に、夫婦あるあるのエピソードがたくさん盛り込まれていて面白いですが、想像ですか? 取材ですか?
岡田「取材はしないですね。といって、自分でそんなにネタをもっているわけでもないし。想像するのが好きなんですよね」
──ファミレスなどで耳をそばだてて訊くとか、仕事関係者からネタを拾うとかする方もいると聞きますがそういうのはない?
岡田「実際にあったことをメモすることもたまにはあるんですが、結局使わないですね。たぶん、箱庭的なものが好きなんだと思うんです。脳内で考えることが。例えば、最近だと、40代の女性のドラマ『さよなら私』(NHK)を書くことが決まった時、その手の女性誌などはいっさい見ないようにしました。いっぱい書いてあるエピソードを読むと、ああ、そうだよなあって思って書けなくなちゃうんですよ。事実は事実でしかないっていうか、それを書いたところでレポートにしかならないから、わからないながら自分で考えたいと思うんです。だから、その役になって考えるので、書いている時はけっこう気持ち悪い状態になっています(笑)」
──男性のことはわかりますか?
岡田「自分以外のことはわからないですよね。逆に、自分に近い人を書くと混乱してしまう。
──作家さんは、書いているものと本人とは逆だともよく言いますね。
岡田「自分を出すというか、自分の思いを物語の中に混ぜると、バランスがおかしくなっちゃいますよね。やっぱり、自分の言いたいことは強いですから、それを言いたくなっちゃうんですよ。だから、あえて、自分がどう思うかを言わせるよりも、知らない感情や行動を考えるほうが楽しいです」
──脚本の中に出て来る「夫婦たるものこうあるべし」みたいなところは、岡田さんの実体験や思いじゃないのですね。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

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