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「トットちゃん!」第6週。とにかく明るい黒柳、可愛いは正義だ。しかし近藤真彦が森繁久彌を演るとは

2017年11月13日 09時45分 ライター情報:北村ヂン
帯ドラマ劇場『トットちゃん!』(テレビ朝日・月〜金曜12:30〜)第6週。

疎開先から東京に戻ってきて、いよいよ大人の徹子・清野菜名ちゃんが本格的に始動。

とにかくピュア過ぎるにもほどがある……というか、ちょっと頭の足りない子にしか見えないトットちゃんのかわいさにヤラレてしまった週だった。

トットちゃんのバカすぎる恋愛


トットちゃんのフリーダムっぷりは子ども時代から存分に発揮されていたが、幼少期を演じた豊嶋花ちゃんがやっている分には「自由奔放な子だな」という程度の印象だった。

しかし、清野菜名ちゃんが同じように「オッケーボッケー花ボッケー!」とか、「アーメンソーメン冷ソーメン」といった奇声を上げて踊っている姿は、どう考えても頭のネジが外れちゃっているようにしか見えない。

終戦したとはいえ、周りの大人たちはまだ戦争の影響を引きずっており、どこか暗い雰囲気を残しているのに対して、トットちゃんの一点の曇りもない明るさは際立っている。とにかく明るい黒柳だ。
イラスト/北村ヂン

そんなトットちゃんが、東京に戻ってきて早々、恋に落ちてしまう。その相手というのが教会の牧師(竹財輝之助)。

トモエ学園時代、初恋の相手だった幸ちゃんに対しても、やたらと鉛筆をけずってあげようとしたり、弁当の具をあげようとしたり、英単語を教えてもらってうっとりしたりと、かなり分かりやすくベタ惚れしていたトットちゃんだが、

「幸ちゃんに感じた気持ちを10倍くらいにした感覚」

という今回の恋愛では、さらに分かりやすく前のめりに。

毎日教会に通ってカレーを食べに行く約束を取り付け、デートのために赤い靴が欲しいということで、白い靴をペンキで塗っちゃったり……。わき上がる牧師さんへの思いに突き動かされるがまま、ぐいぐい突き進んでしまう。

しかし、牧師さんには婚約者がいることが判明し、あっという間に失恋してしまう。

失恋のショックで「顔が青い」と言われたことを気にしたトットちゃんは、青い顔を黄色くするためにパイナップルの缶詰を食べまくるのだった。

……やっぱりバカだ!

すべて、いい大人がやっていたらヤバイ行動ばかりだが、清野菜名ちゃんのピュアネス全開な雰囲気のおかげで「ヤバめな子だけどかわいいからオッケー」と押し切ってしまっている。やはりカワイイ is ジャスティスだなぁ。

ちなみに、牧師さんに恋をしたというエピソードは徹子さん自身が著書などでも触れているように事実らしい。

ライター情報

北村ヂン

群馬県出身。ライター&イラストレーター。珍奇でバカでサブカルチャーなものが主な取材対象。「デイリーポータルZ」や「日刊サイゾー」などで執筆中。

URL:Twitter:@punxjk

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