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「越路吹雪物語」第5週「やすらぎの郷」とのリンクに大興奮、だが本筋が盛り上がってないのはどうなんだ

2018年2月12日 09時45分 ライター情報:北村ヂン
帯ドラマ劇場・第3弾『越路吹雪物語』(テレビ朝日・月〜金曜12:30〜)第5週。

今週の週替わり主題歌は、瀧本美織の歌う「ろくでなし」。

言わずと知れた越路吹雪の超・代表曲だが、すんごく印象的な「オーウィ!」の部分も含め、「こんな声出るんだ!」と思うくらい瀧本美織が雰囲気たっぷりに歌い上げていた。

この歌声を本編でももっと聴かせてもらいたいところだが……。
イラスト/北村ヂン

コーちゃんの人生、イージーモードすぎるよ


いい物は持っているのに欲がないせいで、なかなかいい役がもらえていないコーちゃん(瀧本美織)だったが、それでも着実にファンがついているようだ。

特に「マダムキラー」と呼ばれるくらい、おばさまたちからは絶大な人気が。かと思えば、宝塚の後輩たちからもやたらと慕われるという、人たらしっぷり。

実際の越路吹雪も、大きな役についていない頃から妙にファンの数は多かったようだが、やはりにじみ出てしまうカリスマ性があったんだろうか。

このドラマにおいてもその求心力はハンパなく、コーちゃんがいようといまいと、他の登場人物たちの会話で話題に上るのはコーちゃんのことばっかり。

演出家たちがコーちゃんの才能を見抜いてひいきしてしまう……というのはまだ分からなくもないが、同じ歌劇団員までもが「コーちゃんがもっといい役をもらえないものか」と心配しているというのは、優しい世界過ぎるだろう。

女性ばかりの集団なんだからもっとこう、他人を蹴落としたり、才能に嫉妬したり……みたいなドロドロ展開を見たい感じもするのだが。

とにかくみんなのハートをわしづかみにしてしまう、愛されキャラなコーちゃんなのだが、ドラマの主人公として考えると、周りが優しすぎるため大きな困難にもぶつからないし、悩みもしない、なーんかいつものんきに飯食ってるという、ドラマ的な盛り上がりに欠けるキャラクターになってしまっているのだ。

だったらせめて、ステージ上でのあふれるカリスマ性を見せてもらいたいところなのだが、……全然出てこないね、公演のシーン。

「私にまかせろ。瞬く間に勝利を手にし、以前のあの華やかなる宝塚を、あのキラキラと美しい夢の世界を取り戻してみせよう!」

と、コーちゃんが凛々しく語っていたけど、まだ宝塚のキラキラした世界を見せてもらってないよ!

こんなヌルい戦争なら描かなくてもいいんじゃ……


今週は、太平洋戦争が本格化し、戦時色が濃厚となっていく時期が描かれていた。

ライター情報

北村ヂン

群馬県出身。ライター&イラストレーター。珍奇でバカでサブカルチャーなものが主な取材対象。「デイリーポータルZ」や「日刊サイゾー」などで執筆中。

URL:Twitter:@punxjk

コメント 2

  • 匿名さん 通報

    ライターさんは泥沼劇が見たいと仰るけど、お昼ご飯食べながら泥沼劇なんか見たくないな。 肩の力を抜いてぼーっとしていても見られるドラマはごはんの時間帯には貴重なの。な〜んて意見は少数派かな?

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  • 匿名さん 通報

    きのう、日曜アメトーークに瀧本美織さん出てましたがすごく細かったです。食いしん坊の設定なので体重増やしてたのかな?

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