今注目のアプリ、書籍をレビュー

1

「西郷どん」10話。橋本左内役の風間俊介、幾島役の南野陽子が頼もしい

2018年3月18日 09時45分 ライター情報:木俣冬
大河ドラマ「西郷どん」(原作:林真理子 脚本:中園ミホ/毎週日曜 NHK 総合テレビ午後8時 BSプレミアム 午後6時) 

第10回「篤姫はどこへ」3月10日放送  演出:盆子原誠

江戸で、島津斉彬(渡辺謙)のお庭方になった西郷吉之助(鈴木亮平)。
9話で、殿から、仕事柄、さまざまな秘密を知ることになるだろうと言われ、その秘密を守れないときにはこれを使えと、刀をもらった。
10話では、さっそく吉之助にたくさんの秘密が入ってくる。
“お庭方”から“篤姫付き用人”となる吉之助の目を通して、徳川政権の裏で密かに進行する、覇権を狙う企みが描かれるという寸法だ。
原作

ひとつめの秘密・ヒー様


島津斉彬から、一橋慶喜(松田翔太)と昵懇になるよう命じられ、水戸屋敷で出会ったヒー様が一橋慶喜なのか確かめに品川宿へ向かう吉之助。
ヒー様はすっとぼけて「牛男」とからかいながらも、吉之助の真剣さに根負けして、正体を明かす。
「こんないい男が世の中にふたりもいるわけなかろう」というセリフに、ヒー様のキャラがよく出ている。
そんなヒー様こと、一橋慶喜は「俺は将軍にはならん」と斉彬に伝えろと言う。
ヒー様の正体と彼の心のうちを、吉之助は知ってしまった。

ふたつめの秘密・篤姫


篤姫(北川景子)は、「大きくて強くて面白か男です」とすっかり吉之助に夢中であったが、薩摩の父・忠剛(すわ親治)の死を知らせる手紙が来ると、それどころではなくなって、城をこっそり抜け出してしまう。
吉之助が探しに出ると、着物を町娘と取替え、海で亡き父を想って泣いていた。
「悲しかときは泣いたらよか」「悲しみを絞りだすほど泣きもんそ」と吉之助に言われ、
しばし思い切り泣き叫んだ篤姫は、気持ちを切り替えすくっと立ち上がる。
もらい泣きする吉之助に、「メソメソするな、しっかりせい」と逆に励ますほどに。
生家を出て、島津家の娘として生きることを選んだ篤姫は、生みの親を想って泣くことすら許されないようで、
「今話したことはわれらだけの秘め事じゃぞ」と吉之助に釘をさす。
吉之助は、篤姫の本音も聞いてしまった。

みっつめの秘密・島津斉彬の野望


吉之助が品川宿で偶然出会った謎の蘭方医(風間俊介)はじつは福井藩士の橋本左内で、吉之助の住む部屋を訊ねてくる。
じつは密偵として行動していて、島津斉彬が衆議一致(みんなで一体になって政治をする)を目指し、一橋慶喜を次の将軍にする企てについて話し、吉之助を驚かせる。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

「「西郷どん」10話。橋本左内役の風間俊介、幾島役の南野陽子が頼もしい」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    >橋本左内(風間俊介)  若くして亡くなるキャラクターらしいので、それまでしっかり堪能したいと思います。

    4
コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!