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「半分、青い。」140話。秋風羽織は扇風機の伏線だったのか

2018年9月12日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第24週「風を知りたい!」第140回 9月11日(火)放送より
脚本:北川悦吏子 演出:二見大輔
「秋風羽織の教え 人生は半分、青い。」秋風羽織  マガジンハウス
北川悦吏子が秋風羽織の体で記した秋風本。この手の本には「日本科学技術大学教授・上田次郎の どんとこい、超常現象」(学習研究社)という名著があるが、秋風本は作家本人が書いてるからホンモノ感がある。

秋風羽織の教え 人生は半分、青い。

140話はこんな話


律(佐藤健)はついに会社を辞め、鈴愛(永野芽郁)と共に「そよ風の扇風機」開発に乗り出した。

扇風機のお話なんですよ・・・


「おはよう日本 関東版」でお馴染みの高瀬耕造アナの朝ドラ前の「朝ドラ送り」と呼ばれるトークでは、今日から気温がぐっと下がるが「『半分、青い。』では扇風機のお話なんですよ・・・さあどうなりますか」と小首を傾げていた。
本編では「風」「風」「扇風機」とにわかに「風」モードに入ったところ、合わせて周辺も「風」を読み、そろそろツッコミをはじめたかのようにも見えなくもない。
朝ドラ後の「あさイチ」の朝ドラ受けでは、華丸が北川悦吏子と対談することになったが生ではなく収録だと発表。フジテレビの「27時間テレビ」も生放送でなく収録が多かったが、昨今のテレビ、危機管理が強くなり生を避けているのだろうかということはここでは問わない。視聴者としては生でも収録でもいいから、華丸には最後の最後で北川へ大いにツッコんでほしいだけだ。

だが本編は負けてない。今日から気温がぐっと下がるが『半分、青い。』では扇風機・・・という疑問を吹き飛ばすかのように、風は風でも「秋風」を出して来た。
秋風羽織(豊川悦司)も「風」「扇風機」の布石であったようだ。
さらに秋風の台詞「一見余計なことする時間も回り道もあっていいと思います。いろんなことがあってすべてが今につながっている」(45話)が律の心を支え、ついに退職届を出すに至る。

「君のような人材が」「残念だ」と上司に言われて律が深く頭を下げるシーンでは、これまで会社内で律がどれほどロボット開発に腐心してきたかほぼほぼ描かれていないにもかかわらず、一礼の中に、長い間の会社生活、ロボットの夢破れた志半ばで去る悔しさ、でも引き止められたことへの少しの喜びなどなどいろんな思いを混ぜこぜにしたものを込めるかのような佐藤健。いつ見てもすばらしい。

そして、律と鈴愛となぜか正人(中村倫也)も加わって「そよ風の扇風機」の開発をはじめる。
「私は風を知る」(鈴愛)

あの時の傷が癒えていくような気がした


三人で扇風機開発のため、風のデータ収集する屋上シーンは月9のようだ。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

「「半分、青い。」140話。秋風羽織は扇風機の伏線だったのか」のコメント一覧 13

  • 匿名さん 通報

    ここのコメント欄をずっと見てると、真っ当な指摘も多いけど、いちゃもんとか揚げ足取りみたいなコメントも目につきます。突っ込み所が多かったり脚本家が反感を買ったりしているドラマなので、仕方ないかもですが。

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  • 匿名さん 通報

    「やがて一大発明をなしとげる」って、こんだけ律が関わるなら、過去の研究や開発の描写が無いと説得力無い。私生活もナレや伝聞多いし。鈴愛サイドで削れるエピソードはいくらでもあったのにな

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  • 匿名さん 通報

    華丸さんは視聴者代表として、ぜひ正直な感想をぶつけてほしい。そしてノーカットで放送してほしい。

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  • 匿名さん 通報

    またやりやがった。晴さんの容態急変を告げる電話で、つづく。この回の晴さんの様子から重大事態を連想する人もいるだろうし。今さらですが、こういう手口が目につきますね、この作品は。

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  • 匿名さん 通報

    >これまで会社内で律がどれほどロボット開発に腐心してきたかほぼほぼ描かれていないにもかかわらず、  うーむ、そうですよねここも丁寧に描かれてないんですよね。

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