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おうちが火事だよ「スカイスクレイパー」巨大ビル大パニックにかこつけて、ドウェインヒーロープレゼン大会

2018年9月26日 09時45分 ライター情報:しげる
『スカイスクレイパー』は、ドウェイン・ジョンソンによる映画の形をしたプレゼンである。近年ドウェインが提示するヒーロー像には全くブレがないが、この映画でもその姿勢は一貫。「おれはこういう男がヒーローだと思うけど、君たちはどうだい?」というドウェインのプレゼンから、目が話せない。

高さ1kmの巨大ビルで火災発生アンド犯罪者が侵入! その時ドウェインは!?


とにかく今年も映画に出まくっているロック様ことドウェイン・ジョンソン。「ドウェインの映画を見に行ったらドウェインの映画の予告が流れてきた」という状態も何度かあった。『スカイスクレイパー』もそのうちのひとつ。今やほぼ中国企業と言っていいだろうレジェンダリー・ピクチャーズが製作した、「世界一高いビルVSドウェイン」という映画である。ドウェイン、とうとう建造物と戦うようになったか……。

今回のドウェインが演じるのは、元FBIの人質救出チーム隊長で、現在はビルのセキュリティシステム調査の仕事をしているウィル。FBI時代にとある事故で片足を失い転職したが、アフガン帰りの元軍医である妻と2人の子供と仲良く暮らしている。

ウィルの新しい仕事は香港に建造された高さ約1kmの超高層ビル"ザ・パール"のセキュリティ調査。巨大な建物の中には商業施設や公園、住宅、ホテル、コンサートホールに展望台などが詰まっており、ビル自体がひとつの街になっている。ウィルは家族とともにザ・パールに住み込みで調査を行い、その結果セキュリティ的に問題はないと確信する。しかし、元FBIの同僚で現在はザ・パールのオーナーであるツァオ・ロン・ジーの下で働くベンに裏切られ、ザ・パールのセキュリティを制御するタブレットを奪われてしまう。

時を同じくしてザ・パールでは大規模な火災が発生。その隙に乗じて何者かがビル内に侵入する。一方ウィルは行き違いから警察にも追われるハメに。果たしてウィルは燃え盛るザ・パールに戻り、家族を救い出すことができるのか。

超でかいビルに犯罪者が侵入し、大火災が発生……という筋立てなので、ひょっとしなくても『ダイ・ハード』や『タワーリング・インフェルノ』へのリスペクトに満ちた作品である。それ以外にもある装置を使って『燃えよドラゴン』へのオマージュを突っ込んだりと、中国でのヒットも見越したサービスも満点。

とにかく演出が手堅いのも『スカイスクレイパー』の特徴だ。「ビルの96階で火災が発生し、時間とともに上に向かって燃え広がる」というのが登場人物たちを追い詰めるため彼らの位置関係がわからないと盛り上がらないのだが、そのあたりは必要最小限の手数でさらりと説明してのける。

ライター情報

しげる

ライター。岐阜県出身。プラモデル、ミリタリー、オモチャ、映画、アメコミ、鉄砲がたくさん出てくる小説などを愛好しています。

URL:Twitter:@gerusea

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