元・大阪府知事で元・大阪市長の橋下徹氏が1月24日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に生出演。日本テレビを退社して研究者へ転身することを発表した桝太一アナウンサーについて、辛坊とともに語った。
【映画「竜とそばかすの姫」大ヒット御礼舞台挨拶】 司会を務める、日本テレビの桝太一アナウンサー =東京・日比谷 撮影日:2021年09月11日 写真提供:産経新聞社
辛坊)(桝アナの日テレの)先輩で羽鳥(慎一)くんというのがいるのですよ。羽鳥くんは一緒に番組をやっていましたよね。
橋下)一緒にやっていました。
辛坊)親しいよね。あのクラスは、何というか、非常に性格がいい人が多いのですよ。フリーになる人はなんとなく性格悪そうなイメージがあるのだけれども、羽鳥も性格がいいし、桝くんは直接の接点はないのだけれど、噂を聞くといい人みたいですよ。
橋下)羽鳥さんが絶賛していて、何年か前なのですけれども「最大の脅威は桝さんだ」と羽鳥さんが言っていました。
辛坊)桝くんがうまいなと思うのは、日テレのいまの給与事情から見ると、あの年であれだけ頑張っている人が日テレの給料でやっているのは理不尽だなと思うので、たとえフリーになると言っても私などは応援したいと思うのです。でも世間の受け止め方は、なんか「金が欲しくてフリーになったのか?」みたいなイメージが付きまとうのですよ。ところが彼は助教。助教というと、一昔前でいう助手なのですね。研究者のヒエラルキーのなかでは一番底辺なのだけれども、そんなことは世間にはわからないわけです。
橋下)いや、そんな腹黒いことは考えていないです(笑)。純粋に研究をしたいという。
橋下)でも、アナウンサーの人が独立してフリーになるという事情がなんとなく分かったのは、この間辛坊さんの読売テレビの後輩の女性アナウンサーが、私と古市(憲寿)さんのイベントの司会をやるということで挨拶しに来てくれたのです。以前だったらそういうイベント業のギャラというのは全部自分でもらっていたのでしょう? だからそういうものは読売テレビに「辛坊ルール」というのがあるはずなので、「(ギャラを)全部自分で取れるのではないですか?」と聞いたら、いまはできないと。
辛坊)もう全然。もうもうだいぶ前からですよ。だから私は会社を辞める直前ぐらいからものすごく厳しくなっていて、本もだめです。私が読売テレビ時代に出した本は、言っては何だけど、自分で書いていますから、印税はだいたい10%なのですよ。ところがそれ以降というか、いまは確か、本人に1%くらいで、全体の印税の9割くらいは会社が持っていきます。
橋下)結婚式の司会もだめなのですか。
辛坊)結婚式の司会などをやっている人はいないのではないかな。
橋下)いまは会社への届け出とかあって、そういうものが全部自分の収入にはならないと。辛坊さんの時代などは税金も払っていなかったでしょう(笑)?
辛坊)税金はフルで払っています! 何てことを言うのだ(笑)! 自慢じゃないけれども、節税は一切やっていませんから。これは何回も言っていますけれども、US-2は買えないです。あれは150億円しますから。だけど小型飛行機3機ぐらい買えるだけの納税はしているからね。
橋下)私は税務署ではないから大丈夫です(笑)
辛坊)本当だって。何てことを言うのだ!
増山)納税しているということです。
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