ソニーは、スマートウォッチ「wena 3(ウェナスリー)」を11月27日に発売する。通常モデルとともに、インダストリアルデザイナーの山中俊治氏とカーデザイナーのファブリツィオ・ジウジアーロ氏がデザインを手掛けたオリジナルのヘッド部、コラボレーションモデルを用意する。


 wena 3は、楽天EdyやiD、QUICPayといった各種電子マネー機能に加えて、交通系ICカード「Suica」にも対応し、バックル部をかざすだけで鉄道やバス、買い物に利用可能なほか、ディスプレイ上で残高を確認できる。また、専用アプリからのSuicaの利用履歴確認や、チャージにも対応している。
 音声サービスのAmazon Alexaにも対応しており、天気の確認や会計時の計算、家電の遠隔操作など、Alexaの機能を話しかけるだけで使える。
 本体にタッチパネル対応の大型ディスプレイを備えており、スマートフォンを取り出すことなく通知の確認が可能なほか、スケジュールや天気予報、アラームといった、さまざまなアプリをスワイプ操作のみで操作できるユーザーインターフェースを採用した。
 他にも、デュアル光学式心拍センサーと独自のアルゴリズムによって、歩数や心拍数、消費カロリー、最大酸素摂取量(VO2 Max)、4段階の眠りの深さ、ストレスレベル、エネルギー残量(Body Energy)をチェックできる。また、スマートロック「Qrio Lock(キュリオロック)」、紛失防止機能「MAMORIO Inside(マモリオインサイド)」にも対応し、本体で「Qrio Lock」の解施錠が可能なほか、万が一の紛失の際には「MAMORIO」の機能で所在地を確認できる。

 ラインアップは、腕時計としての高級感を追求した「wena 3 metal」、カジュアルな印象の「wena 3 leather」、スポーティーに使える「wena 3 rubber」の3モデルを用意する。
 wena 3 metalは、カラーがシルバー、プレミアムブラックの2色で、税別の実勢価格が、シルバーモデルで3万3000円前後、プレミアムブラックモデルで3万5000円前後の見込み。
 wena 3 leatherは、カラーがプレミアムブラック、ブラウンの2色で、税別の実勢価格が、プレミアムブラックモデルで3万2000円前後、ブラウンモデルで3万円前後の見込み。
 wena 3 rubberは、税別の実勢価格が2万4000円前後の見込み。
 ヘッド部は、インダストリアルデザイナーである山中俊治氏のデザインによる、四つのムーブメントを備えた「Tokyo Edition」「Pasadena Edition」「Oxford Edition」と、イタリアのカーデザイナーであるファブリッツィオ・ジウジアーロ氏がデザインした「desinged by Giugiaro Architettura」モデルを用意する。
 なお、desinged by Giugiaro Architetturaのカラーは、シルバー、プレミアムブラックの2色で、発売は2021年3月12日。

 税別の実勢価格は、Tokyo EditionとPasadena Editionが5万9000円前後、Oxford Editionが6万円前後、desinged by Giugiaro Architetturaが、シルバーモデルで5万8000円前後、プレミアムブラックモデルで5万9000円前後の見込み。
 コラボレーションモデルは、シチズンのスポーツウォッチ「PROMASTER」ブランドとのコラボ「wena 3 -PROMASTER Edition-」、セイコーの「BRIGHTZ(ブライツ)」ブランドとのコラボ「wena 3 -BRIGHTZ Edition-」、同じくセイコーの機械式時計とのコラボ「wena 3 -SEIKO Mechanical Edition-」の3モデルを用意する。
 税別の実勢価格は、wena 3 -PROMASTER Edition-が9万9000円前後、wena 3 -BRIGHTZ Edition-が13万9000円前後、wena 3 -SEIKO Mechanical Edition-が8万4000円前後の見込みとなる。
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