開幕から快投が続く大谷。その投球はMLBの歴史に残る名投手たちの名も呼び覚ましている(C)Getty Images

「投手・大谷」が凄まじい支配力を発揮した。

 現地時間5月13日に本拠地で行われたジャイアンツ戦に先発登板した大谷翔平は、7回(105球)を投げ、被安打4、無失点、8奪三振と快投した。

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 今季4度目の投手専念のマウンド。投げることに全集中力を研ぎ澄ませた偉才は、やはり別格だった。四球と単打で2死1、3塁のピンチを背負った初回を無失点で切り抜けた大谷は、以降5回まで相手打線に無安打、7奪三振とねじ伏せた。この日に投じた最速は100.6(約161.9キロ)で、空振り率34%という圧巻の投球内容を披露した。

 約3年ぶりに投手としても開幕から活躍を続けている大谷は、これで計7先発(44.0イニング)を消化して3勝。防御率0.82、WHIP0.82、奪三振率10.32と軒並みハイアベレージを叩き出している。ちなみに1913年以降で、開幕から7登板で「防御率0.85以下&50奪三振以上」を記録した投手は、2021年のジェイコブ・デグロム以来、MLB史上6人目の快挙となった。

 まさに歴史的な投球を続ける大谷の貫禄の投球には、地元メディアも、もはや呆然とするしかない。米版『Yahoo! Sports』のジャック・ベア記者は「今シーズンの投手としてのオオタニは、これまで以上に別次元の活躍を見せている」と絶賛。さらに自責点1以上を許していない相手打線を寄せ付けない支配力を強調するように持論を展開している。

「防御率0.82という数字がシーズンを通して維持できるはずがない。

しかし、今のオオタニは格が違いすぎる。最も悲観的な指標でさえ、彼がエリート投手であることを示す内容ともなっているほどだ。通算5度目のMVP受賞に向けて、圧倒的な最有力候補(オッズ-325)であり続けている彼の投球はほぼ無敵だ」

 投手版MVPとも評されるサイ・ヤング賞の獲得に向け、前途洋々な大谷。その支配力はどこまで続くのかに興味は尽きない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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