横浜高校の左腕・小林も注目選手の一人だ(C)産経新聞社

 選抜大会の不完全燃焼を払拭する見事な優勝劇に、高校野球ファンからの称賛が集まっています。

 千葉で開催された今春の高校野球関東大会で、22年ぶり7度目の優勝を成し遂げた横浜高校(神奈川1位)です。

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 初戦(2回戦)の国士舘(東京2位)戦を9-1の7回コールドで撃破すると、準々決勝の健大高崎(群馬1位)戦では4-3で逆転勝ち。準決勝の山梨学院(山梨1位)戦も4-2で勝ちきり、決勝の浦和学院(埼玉1位)戦では13-3と圧勝したのです。

 高校野球の取材歴が長いライターは言います。

「試合後、村田浩明監督の表情にも安堵感が感じられました。やはり選抜大会の1回戦で神村学園(鹿児島)に0-2で敗れ、初戦で甲子園を去ったことが相当、悔しかったようです。春の神奈川を1位で勝ちきり、関東大会では連日、満員の観衆の中、貴重な公式戦で経験を積めた。横浜高校にとっては、夏に向けて弾みがつく優勝になったと言っていいでしょう」

 夏の神奈川大会は6月13日に組み合わせ抽選会が開かれ、県内の強豪校が「打倒・横浜高校」に目の色を変えてぶつかってきます。いくら横浜高校であっても、夏の神奈川大会を制することは一筋縄ではいかないことは、歴史が証明しています。

 しかしそれでも、前述のライターは本命に「横浜高校」を挙げるのです。

「夏の地方大会は相手との勝負だけじゃなく、酷暑との戦いでもある。そういう意味では今秋ドラフト1位候補でメジャーも注目する織田翔希に続き、左の次世代エースとして2年生左腕の小林鉄三郎がこの春、ケガから復帰して夏に向けて万全の状態を見せたことは、チームにとって大きいでしょう。うまく役割を分担して、連投を回避できますから」

 さらに、こう続けます。

「小林は185センチの長身サウスポー。角度のあるストレート、チェンジアップは攻略困難です。直球も力強く、変化球の切れが素晴らしい。この二人が『左右二枚看板』となると、なかなかスキは見つからないでしょう」

 小林は来秋ドラフト候補人も挙がる逸材。今夏の神奈川では、横浜創学館や桐光学園、東海大相模、慶應、法政二、桐蔭学園などが横浜高校にとって、ライバルになりそうです。彼らが織田や小林を攻略できるのか、あるいは横浜の投手陣が封じ込め、再び夏の聖地に乗り込めるのか。今から楽しみでなりません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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