ティマは強打で生き残れるか(C)産経新聞社

 194センチ、106キロの大きな身体には、無限の可能性が秘められています。

 5月25日に育成から支配下登録された巨人のフリアン・ティマです。

強打が売りの右打者はドミニカ共和国出身の21歳。2019年11月と2020年3月に同国で行われたトライアウトを受験して、合格。2021年2月に育成契約を結んだ際には、まだ16歳でした。

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 コロナ禍もあって同年8月に来日以降、ジャイアンツ球場やGタウンスタジアムなどのファーム施設で修業を重ね、苦節5年でようやく支配下選手に。ついに戦いの舞台を1軍に移すことができたのです。

 巨人取材歴の長いスポーツ紙のデスクは言います。

「打球は物凄いですよ。フリー打撃を見たら、これは只者じゃない、1軍で使おうぜ、となる。天性のアーチストです。打球速度も岡本和真や村上宗隆と遜色ないと聞いています。ただ、問題は低めの変化球に当たらないこと。ファームと1軍では投手のレベルも大きく違う。

一流の投手の変化球に対応できるかが、成功のポイントになるでしょう」

 そして育成選手時代、ファームで奮闘を続けるティマの潜在能力を評価して、チャンスを与え続けたのは、阿部慎之助前監督とも言われています。

「監督就任1年目の2024年には2軍と3軍の紅白戦を視察するためにわざわざ都城へと足を運び、ティマが逆方向へ本塁打を放ったことをたたえ、ティマの好物である味噌ラーメンの大盛りを食べてこいと小遣い3000円を『監督賞』として渡したこともありました。阿部さんはそういう配慮や気配りが、とても行き届いた方でしたから。ティマも感激していたものです」(前述のデスク)

 ティマはいわば、最後の「阿部チルドレン」でもあります。恩返しの気持ちも込めて爆発し、ジャパニーズドリームをつかみたいところです。21歳の打棒に、G党の期待が集まります。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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