ヨン様岩があるのは、ペ・ヨンジュンが主演したことで話題となったドラマ、『太王四神記』の撮影現場である「高句麗鍛冶屋村」からすぐ。なおこのテーマパークは、ドラマのセットがあるだけではなく、実際に出土された高句麗時代の鉄器も展示する、歴史学習の場ともなっている。
峨嵯(アチャ)山の中腹にある鍛冶屋村まではタクシーで向かう。駐車場で車を降り、『太王四神記』のテーマ曲が流れるゴージャスなセットには背を向け、道しるべに沿って山の中へ進む。緑がうっそうと茂る、坂道の急な登山道を歩くこと10分。看板が示す高台に立つと、向こうに人の顔の形をした崖が見えた。そう、これが「ヨン様岩」だ。
確かに見事に顔の形をしている。が、ヨン様に似ているかどうかはよくわからない。そこにある看板には、日本語で以下のように書かれている。
「高句麗鍛冶屋村ができ、太王四神記のロケが行われるころに発見された人の形をした岩である。(中略)ペ・ヨンジュンが鍛冶屋村で撮影していた時に発見されたことから、ペ・ヨンジュンに似ているようにも感じられる。不思議なことに、ペ・ヨンジュンが立っていた位置からしか見えない」
発見された時期がヨン様と関係していることが重要であり、似ているかどうかは大きな問題ではないらしい。「発見されたことから、~似ているようにも感じられる」の訴えの弱さにも、それは伺える。