突然ですが、自分の奥さんのことをネタにする芸能人って、多くないですか? たしかに、一番身近にいる人がネタになるほど面白ければ、放っておけないだろうけど……。なんだか気になったので、おさらいしつつ、考察してみた。


まず、ネタにされる奥さんの共通項として思い浮かぶのは、天然キャラ。

例えば、三宅裕司は有名。Wikipediaの彼の項目には、「妻は天然ボケ」という見出しがあり、奥さんの天然ボケの数々の例がリストになって紹介されているほどだ。つまりは、彼がこれまで自分の奥さんの天然エピソードをそれほどたくさん披露してきたということ。

さらに、品川庄司の品川祐や、はなわ、ほっしゃん。なんかもそう。彼らが天然キャラ満載の奥さんのことを楽しそうに話しているのを何度も聞いたことがある。

あと、今や「ルパン三世」の声でお馴染みの栗田貫一(くりかん)も。少し前にテレビ番組『ライオンのごきげんよう』にゲストの一人で出ていたとき、サイコロトークで、天然な奥さんのおもしろエピソードを繰り広げていた。

ちなみに余談だが、以前、結婚サイト系の会社がリサーチして発表した「結婚したい芸能人ランキング」で、女性部門1位になっていたのが、綾瀬はるか。実際はどうかわからないが、彼女もかなりの天然キャラとして知られている。

ということは、奥さんには、天然キャラが求められているのだろうか?! それとも癒し系ってこと?

うーん。
……一理あるかもしれない。でも、もちろんネタになるのは天然だけではない。

恐妻家の雨上がり決死隊の宮迫博之による、コワい奥さんネタも十八番。他にも、次長課長の河本準一や、土田晃之なども、天然というわけではないが、度々奥さんの話を出してくる。

そして、極めつけは伊集院光。彼も奥さん(彼はカミさんと呼ぶ)の話を度々するので気になっていたのだが、ネタにするほどのオチもないような……。以前、『タモリ倶楽部』にでたときに、あまりにも彼が「カミさんが~」を連発するので、思わず、タモさんがあきれ口調で「もうカミさんの話はいいから!」と、ばっさりきったのが忘れられない。こうなると、ちょっとつらい。でも正直、私もタモさんと同じ気持ちだったのだ。奥さんのことが大好き、というのは、よ~くわかるのだけど……。

そう、奥さんのことをネタにする人は、なんだかんだいって、きっと愛妻家なのだと思う。そして、その話が面白ければ、聞いている側も楽しいから良いのだが、ネタになりきってない場合は正直きついこともある、ということだ。


もちろん、奥さんのことをネタにするのは、芸能人に限らない。タモさんが、ばっさりきった場面を思い出すと……、やっぱりTPOも大切! 心当たりがある人は、奥さんネタを披露するのは相手や場所を選んだほうが良いかも?!
(田辺 香)
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