――(前編はこちら)さて、こうしてニコ動がきっかけで知り合った春原ロビンソンさんとまことじさんが、奇しくも同じ出版社から、同じ年にデビューされることになったわけです。よかったら、お互いのデビュー・コミックを読んだ感想を言っていただけませんか?
春原 あー、読みましたよ『のうぜい!』ね。感想としては文字が多いですよね。あと、笑わせようとしてきているんで、悔しいからギャグの部分で笑わないように気をつけて読みました。
――笑ってあげましょうよ(笑)。そもそもまことじさんには元から経営学に詳しいという評判があったわけですよね。きっかけは「へんたい東方」の中にコンビニエンスストアのフランチャイズに関するやたら詳しい説明があったりしたことですが。
やたらコンビニに詳しい「へんたい東方」の回
まこ あれは税金と関係なくて、一般的な経済の知識があればわかる程度のことでしたけど。税務署員だと知られたくなかったんでそうしたんですが、「なんの仕事をしているの」ってだいぶ聞かれました。
――「東方社会人」という、東方のキャラクターがなぜか会社員として働いている設定の作品もありました。『のうぜい!』では、どういう点に配慮されましたか?
まこ わかりやすくすることですね。税金の知識がまったくない状態で本を手にとって、読み終えたら確定申告できるようになっているのがいいなと。元税務署員なので、自分が普段使っている言葉でも一般の人には通じないということがよくあるんですよ。そういうところも気をつけました。