review

『謎解きはディナーのあとで』受賞なるか!? 有川浩、森見登美彦は? 大混戦本屋大賞を予想(後編)

『謎解きはディナーのあとで』受賞なるか!? 有川浩、森見登美彦は? 大混戦本屋大賞を予想(後編)
10冊の順位予想と評価。当たるかな
さて昨日の続きである。
『叫びと祈り』梓崎優
(内容紹介)
雑誌を発行する会社に勤務している斉木は、取材のため、サハラ砂漠を旅するキャラバンに加わっていた。砂漠から採掘された岩塩を運ぶ「塩の道」を行く人々だ。道を少しでも間違えば、すぐさま死が訪れる。危険な旅路を、彼らは熟知していた。だがある日、襲来した砂嵐がすべてを変えてしまった。キャラバンの長が、天に召されてしまったのだ。墓標代わりにナイフを遺体の胸に突き立て、一行はその場を去った。第2の惨劇は、その夜に起きてしまう。ケルプという男が、ナイフで刺殺されたのだ。間違いなく、殺人犯はキャラバンの中にいる。誰が、なんのために罪を犯しているのか――(「砂漠を走る船の道」)。
(評価)
「砂漠を走る船の道」は第5回ミステリーズ!新人賞の受賞作だ。昨年デビューしたミステリー系の新人の中では高い評価を得ている作者だが、短篇集の出来はそれほどでもない。個々の作品はいずれも水準以上だ。しかし単調なのである。収録作の中で同じような趣向を何度も使われているため、読んでいると胃もたれがする。これが第1短篇集であるという事情を考えると、もっと時間をかけ、アイデアに多様性が出てくるまで、構想を練るべきだったのではないか、と思うのである。したがって、派手さはないが変化球の味がある「白い巨人」を収録作に選んだのは正解だった。この作者の実力は、決して『叫びと祈り』程度のものではないはずだ。今後の伸びを期待し、評価をやや控えめにした。

あわせて読みたい

レビューの記事をもっと見る 2011年2月25日のレビュー記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

レビューニュースアクセスランキング

レビューランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

トレンドの人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

エキサイトレビューとは?

エキレビ!では人気のドラマやテレビアニメ、話題の書籍を人気ライターがレビュー、解説! 人気ドラマのあらすじや、話題の書籍が支持される理由の考察、国民的アニメに隠された謎の解明など話題の作品の裏話を紹介。

その他のオリジナルニュース

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら